馬油でシミを薄くする使い方
昔から馬油は民間治療薬として知られ、火傷、肌荒れ、ひび、あかぎれ、切り傷、痔などに使われてきました。
漢方を処方する病院では、アトピーやニキビ治療薬として処方されています。
また、副作用がないため、医師の処方がなくても使用できます。 馬油の特性は、人間のスキンケア成分である角質間の細胞間脂質、皮脂に最も近い成分を持った自然な油脂であることです。
主成分のセラミドが肌のキメを整えて、潤いを保ち、外部からの刺激から守り、内部の角質層の組織を守る役割を果たします。
馬油の特徴として、肌に塗るとすぐにサラサラになる強力な浸透力、抗酸化・殺菌作用、炎症を鎮めて熱を取り去る作用、保温・血液循環促進作用があります。
また、不飽和脂肪酸が63％を占めますので、飽和脂肪酸を多く含み、コレステロールが増える原因となる動物性脂肪と植物性脂肪の中間的な性質があります。 これらの特徴から、シミや小じわなどにも薬効があるとさまざまな基礎化粧品に使用されています。
シミ取りとしての使い方は、化粧を落とした後、顔にまんべんなく塗り、10分ほどおきます。 熱めの蒸しタオルで1分ほど顔を覆って、その後、洗顔石けんで顔を洗い、最後に冷たいタオルで毛穴を引き締めます。 1日2回、朝晩繰り返すと3～4週間でシミが薄くなってきます。
馬油の使い方は、他にも妊娠線を取る、スムーズなお産を行う、関節の痛みやリュウマチの症状を緩和する、床ずれした患部の治療、スポーツ後の筋肉疲労やマッサージ、発熱したとき、リンス代わりなどに使用する方法があります。
シミやそばかすの予防としては、日焼けによる肌の傷みや熱を取り去り、肌の新陳代謝を活発にする使い方があります。 塗るだけでなく、食用としてはお肉や野菜を炒めるときの油代わりとして利用する使い方があります。
植物性油脂に近く、浸透力があるので、油膜を作って焦げ付きにくくする効果があり、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の予防に効果があります。
