シミとそばかすの治療法の違い
シミとそばかすは、どちらも女性が気になる肌トラブルですが、治療法に違いはあるのでしょうか?
シミは紫外線が原因によるもので、皮膚の表面にメラニン色素が増加して、沈着して起こりますが、そばかすは遺伝性の場合と遺伝性でない場合があります。
遺伝性のそばかすは、シミのように加齢によって起こるのではなく、子どもの頃に紫外線を浴びることによって起こり、色白の子どもに多いようです。 遺伝性でない場合は、青年期を過ぎて起こり、原因は紫外線です。
どちらも皮膚科のレーザー治療や外用薬、経口治療などの方法があります。 予防にはどちらも紫外線対策が重要で、UVケア商品や帽子を使用して、なるべく紫外線を避けるようにします。
最近は、光治療器を用いて取り除くのが主流になりつつあります。 レーザーに比べて、テープなどでカバーする煩わしさがなく、照射後にすぐメイクすることも可能です。
また、レーザーではどうしても照射後に炎症して、色素沈着を起こす箇所が何割か起きてしまい、肌への負担がありました。 ダウンタイムを気にしないで、顔全体に照射することができるのでメリットが大きいです。
気になるシミやそばかすは、肝斑と日光性色素斑との混合であることが多く、毛穴の開きや黒ずみ、くすみなども同時に起きていることがあります。 肌の状態に合わせた方法を組み合わせたコンビネーション治療が効果的です。
シミに効く市販薬がありますので、いくつか紹介します。 国内で唯一効果効能が認められたトランシーノは、2ヶ月服用の臨床試験で、肝斑が目立たなくなったと実感した人が81.9%という結果が出ています。 ハイチオールCは主成分のL−システインがビタミンCと共にメラニン色素の生成を抑制します。
ホワイシスC錠EXは、メラニンの生成を抑制し、色素沈着を緩和するビタミンC錠剤で、L−システイン、天然型ビタミンE、ビタミンB6を配合しています。 ユベラ−CソフトもビタミンC、ビタミンEを配合した顆粒剤です。