美白ケアが体への害に?メラニンの役割|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

美白ケアが体への害に?メラニンの役割

日本では美白ケアに励んでいる女性が多いですね。 みなさんの中にも色が白くなりたい、くすみやシミの改善・予防をしたいと日々頑張っている方が多いのではないでしょうか。

 

実際に、化粧品の市場も美白ケアが人気で、なんと市場の約2割を占めていると言われています。 さらに、最近では男性も白く綺麗な肌になりたいとスキンケアを始める方もいらっしゃり、ますますホワイトニングスキンケアの人気が高まりつつあります。

 

肌を健やかに保とうとするのはとても良いことです。 しかし、あまりに追及しすぎると美白ケアのつもりが体にとって思わぬ害をもたらしてしまうことがありますので、注意が必要です。

 

シミやくすみといった肌の悩みの原因はメラニンにあります。 これは人間の皮膚の中に含まれており、その数は同じ日本人でも、人によって異なります。 そして紫外線を浴びるなどで増え、沈着するとシミやそばかすになっていきます。

 

その為、メラニンは害になるものというイメージが強く、これを作らせない為のスキンケアを売りにしている基礎化粧品も多く見られます。 例えば、ホワイトニングタイプの化粧水などを見ても「メラニンの生成を抑える」ことを目的としたものが多いですよね。

 

しかし、そもそもメラニンは、私たちの体を紫外線から守る為に大切なもので、これを生成することで紫外線を限度以上に吸収させない役割をもっています。

 

つまり、メラニンが生成されるべき時にその働きを過度に阻んでしまうと、体が紫外線の害を強く受けてしまう可能性があるのです。 近年、ホワイトニングケアを行う女性を不安にさせたニュースがありました。

 

2013年に話題になった某大手化粧品メーカーが販売している美白化粧品を使用した人の肌が白くまだらになってしまったというものです。

 

同製品は臨床試験を重ねた上で安全性が認められて販売されていたものですが、これに含まれていた「ロドデノール」というメラニンの生成を抑える美白成分が原因だと考えられています。

 

このような事象は消費者側からすると予防が難しいのですが、肌を白くしたいと考えるのであれば、メラニンを抑えるよりも紫外線を浴びない対策を取ることが大事だと言えますね。

 

また、肌の色は生まれつき決まっていて誰もが真っ白な肌になる事はできませんから、色を白くするのではなく、肌を健やかに保つスキンケアを目指すことがすすめられます。