くすみとシミの違いと原因やケア
「シミ・くすみでお悩みの方に。」「シミ・くすみ対策に。」化粧品のパッケージや広告などで、このような表示を見かけたことがある方は多いでしょう。このようにシミとくすみは同時に表記されることが多いのですが、実際には両者は同じものではなく、違いがあります。
私の肌がどんより暗いのはなに? 頬のあたりにぼんやりと丸く茶色くなっているのはなに? このような疑問を持つ方も多いです。 自信の肌の状態を知る為にも、両者の違いについて知りましょう。 まず、それぞれの特徴は以下のようになっています。
シミの特徴
紫外線を浴びて発生するメラニンが色素沈着する事が主な原因で起こります。 また、女性の場合にはホルモンバランスの変化で発生しやすくなることがあります。薄い茶色から濃くなると黒っぽくなり、ほくろのように見えることもありますが、たいてい年齢とともに多く発生し、濃くなっていきます。 また、くっきりと境目が分かるようなものもあれば、ぼんやりと境目が分からないようなもの、出っ張ったものなど見た目に違いがあります。
くすみの特徴
くすみは肌に透明感がなく明度が低いなど、顔全体がよどんで見える状態をさします。 目の周りや小鼻の脇など、一部分だけ茶色っぽくなっている状態を指すこともありますが、顔全体的なよどみを指すのが一般的です。原因はさまざまで、例えば血行不良、肌の乾燥、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの変化、日焼けが原因として挙げられます。 また、便秘や冷え性など、体の不調が表れていることもあります。
このように、両者には違いがあります。 しかし、紫外線によるメラニン色素の発生・沈着や、乾燥・ターンオーバーの乱れといったスキンケアが原因になりやすい点については同じです。 つまり、両者の予防・改善にはUVケアとスキンケアが大切だということです。
UVケアは季節を問わず、日常的に行うクセを付けましょう。 また、外で過ごす時間が長くなる場合にはこまめ塗り直しをしたり、サングラスや日傘を使用したりするなど、状況に合わせて対応して下さいね。
スキンケアは、できるだけ肌に刺激を与えない事と、適度な保湿の2点に気を付けていればOKです。 基礎化粧品は肌に合ったものであることが前提ですが、選び方に困ったら美白タイプの成分の効果を比較してみると選びやすくなりますよ。