天然の泥「ガスール」の効果と美白ケア
近年、化粧品に含まれる化学物質が肌に与える負担について見直されつつあります。
美白ケア目的のはずが、化学物質の入った化粧品で肌を傷つけてしまっては意味がありませんね。
その為、美容情報に敏感な女性には、天然素材を使用したコスメを好む方が多いです。 店頭の美白化粧品売り場や、雑誌のコスメ情報でも、無添加やストレスフリー、天然素材を売りにした製品を多く見かけるようになりました。
天然素材の美白ケアで人気を集めているものはいくつかありますが、「ガスール」もそのひとつ。 ガスールとは、簡単に言えば泥パックのことで、モロッコの天然の泥が原料になっています。 泥洗顔や泥シャンプー、泥パックなど、泥を用いたケアは日本でも以前からありますね。
温泉地やホテルなどでのリラクゼーションとして泥パックが行われているところがありますし、実年齢よりも若く美しい容姿の女性が、スキンケアに沖縄の泥「クチャ」を使っていることなどがメディアで紹介され、注目を集めたこともありました。
しかし、泥といっても、公園に行けばとれるようなものではいけません。 ガスールのようなスキンケアに良いとされているのは、粒子がとても細かい泥です。
その粒子の細かさから、肌の凸凹に入り込んで汚れを吸着する効果があるとされています。 また、肌表面の汚れを取ってくれることにより、肌が明るく見え、柔らかくしっとりとするのも特徴です。 何より、天然素材であるのが魅力ですね。
ガスールは粉末と固形の2タイプがありますが、粉末状の方が扱いやすくておすすめです。 基本的な使い方は、水を加えてクリーム状にしたあと、肌に馴染ませるだけです。 落とす時は、ぬるま湯などで洗い流すだけ。 顔だけではなく髪や全身にも使えますよ。
もちろん、パックとしても使えます。 やや硬めに水でといて、顔に乗せて5分ほどおいてから洗い流します。 扱いになれたら、いろいろな材料を加えて自分好みに作ってみるのも良いですよ。 例えば、ハチミツやオリーブオイル、馬油を入れてみるなどです。
注意したいのは、長時間放置しないことです。 また、使用後はしっかりと保湿をしましょう。 人によっては肌への刺激が強く、赤くなったりかゆくなったりする事がありますので、まずは腕などで試してから使ってみてくださいね。