海外でも美白肌が人気なの?|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

海外でも美白肌が人気なの?

日本では「色の白いは七難隠す」ということわざがある通り、昔から伝統的に白い肌が尊ばれてきました。 日光に当たらなければ肌は焼けませんから、貴族など滅多に外出しないような身分の高さの証拠でもあったわけですね。

 

それでも貴族の女性は、より肌を白くしようと鉛から作られた(!)おしろいを塗っていました。 平安時代あたりの貴族の寿命が短いのは、運動・栄養不足に加えて化粧による鉛中毒の可能性も高いそうです。

 

さて、海外ではどうかというと、東洋か西洋かで随分変わります。 日本のご近所さん・中国や台湾ではやはり白い肌が美しいとする文化圏で、漢詩などでもそうした美白に関する表現が珍しくありません。

 

それに対して欧米圏はというと、まるで逆。 日焼けサロンに行ってまで肌をガンガン焼く人が多数派なのです。 「同じ海外なのに、この差はなぜ?」と思いますよね。

 

これは文化圏もさることながら、緯度が大きく関わってきます。 平面の世界地図だと日本もヨーロッパも横並びに見えますが、地球儀で見ると実はヨーロッパは北海道よりも緯度が高いところがほとんどなのです。

 

イタリアやスペインあたりでだいたい北海道と同じくらい。 ということは、それより北にあるドイツやイギリス、北欧諸国はもっとずっと緯度が高いわけです。

 

これにより、ヨーロッパの大多数の国は日本よりも日照時間が大幅に少なくなります。 たっぷり日光を浴びたければ、南の国へ行くしかないわけです。 そのためには当然お金がかかります。 そんなことができるのは、大昔からセレブな人たちばかり。

 

こうした理由で、海外でも欧米圏では美白よりも日焼けした肌に憧れがあるのですね。 ちなみに、欧米圏だと白い肌は「不健康」「貧乏」なイメージが強いのだとか……。 もともと白い人が多いですから、見慣れているのでしょうね。

 

シャネルなど海外ブランドから出ている美白ラインは、ほとんどが日本を始めとしたアジア市場向けに開発されたものです。 東洋人の肌を研究して作られているので、もちろん肌に合えば使ってOK。

 

最近はインドやアフリカあたりでも美白への関心が高まっているそうなので、これからもいろいろなブランドが新商品を開発するかもしれませんね。