アメリカで美白するにはどうすればいい？
医療先進国・アメリカ。
なら美容についても得意だと思いますよね。
しかし、日本や中国を中心とした東洋圏と、アメリカを始めとした欧米圏では「美しい肌」の基準に大きな違いがあります。
東洋圏では、大昔から白い肌が美人の第一条件とされていたのに対し、欧米圏では日焼け＝ビーチへバカンスに行けるような裕福層や、健康的で魅力あるものとして受け取られているのです。
欧米圏では白人の方が大多数ですから、肌は白くて当たり前。 特にヨーロッパでは東洋の国々より日照時間がずっと少ない国も多いので、日光にたっぷり当たることができる環境に憧れるのだそうです。 確かに、ヨーロッパ圏の方って日光浴やアウトドアレジャーが好きですよね。
さて、アメリカで美白治療に使われているのは主にハイドロキノンです。 市販の美容サプリにもよく使われています。 日本では医師の処方がないと使えませんでしたが、アメリカでは法律が違うので、ずっと前から基準をクリアすればＯＫだったのです。
しかしやはり別名「皮膚の漂白剤」と呼ばれるほど刺激が強いものなので、３ヶ月使ったら１ヶ月休むなど、休憩期間を設けるやり方がアメリカで美白するときのセオリー。 早く白い肌になりたいからといって、大量に使ったり１年中使ったりするのはやめましょう。
現地アメリカで美白コスメを探すなら、アンチエイジングアイテムの棚を見てみてください。 日本では美白やシミなどお悩み別にコーナーが作られていますが、アメリカではできてしまったシミや日焼けのケアはまとめてアンチエイジングケアであるとされているようです。
また、アメリカの美白コスメを使うときは、「日本人向けには作られていない」ということをきちんと理解しておく必要があります。 肌の色や民族が違えば、肌質も変わってくるからです。
「海外コスメを使うと肌が荒れちゃう……高級品なのにどうして？」というタイプの人がいますよね。 どこのメーカーもまずは自国の人向けにコスメを作りますから、別の国の人が使うと合わないことはままあるのです。
特に西洋人と東洋人のように、大本が異なる民族同士であればなおさらのこと。 最近は日本や中国市場向けに、東洋人の肌を研究して独自のラインを作っているメーカーもありますが、美白アイテムではまだまだ少数派。
ですから、「アメリカ・ヨーロッパでロングセラーだから」「海外品はオシャレだから」という安易な理由で、肌に合わないものを使い続けると美白どころではなくなってしまうかもしれません。 自分の肌とよく相談して、異常が見られたらすぐに使用を中止しましょう。
