ドーパはシミの途中経過でできるもの|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

ドーパはシミの途中経過でできるもの

「ドーパ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。 シミの原因になるメラニン色素が合成される途中でできる物質のことです。 順番としては、まずチロシンというアミノ酸の一種がチロシナーゼという酵素の影響を受け、ドーパになります。

 

その後ドーパキノン、ドーパクロム、ドールキノンとさまざまな物質に変化し、最終的にメラニンになってシミの原因になってしまうのです。 このドーパの段階で分解することができれば、シミを作らずに済みます。 そのためにはチロシナーゼを抑えてしまえばいいわけです。

 

そうしたタイプの内服薬がいろいろ出ています。 また、メラニンが生まれるメラノサイトにも働きかけ、メラニンの発生を抑えるものもあります。

 

中身としては、ビタミンCとL−システインが含まれていることが多いようです。 どちらも美肌サプリなどでよく聞く成分ですよね。 この二つがチロシナーゼの働きを阻害し、メラニンの発生を抑えます。

 

また、サントリーがチロシナーゼ抑制に効くと発表しているのが火棘(かきょく)です。 火棘とは中国原産の植物で、昔から薬として使われていました。 最近の研究で、火棘エキスにチロシナーゼとメラニン色素の発生を抑制する効果があるとわかったのです。

 

現在は「フラバンジェノール+セラミド」というサントリーのサプリにしか使われていませんが、今後研究が進めば火棘を使った商品がもっと増えてくるかもしれませんね。

 

ところで、「メラニンの発生を抑制して、害はないの?」と心配な方もいらっしゃるかもしれませんね。 確かにメラニンは皮膚の防御反応ですから、気になるでしょう。

 

実はメラニンには黒色と黄色の二種類があります。 このうち、シミの原因になるのは黒色メラニン。 黒色メラニンができなければ黄色メラニンができるので大丈夫です。

 

L−システインが入っているサプリなどの副作用で「白髪が増える」というものがありますが、これは黒色メラニンが減って黄色メラニンが増えるため。 黄色と言っても普段イメージする黄色とは違います。

 

白髪だけが増えてシミが減らない場合は問題ですが、そうでない場合はしばらく様子を見てもいいでしょう。 「どうしても白髪を増やしたくない!」という方はレーザー治療などのほうがいいかもしれません。