そのシミもしかしたらメラノーマかも
シミと間違えやすいものに、メラノーマというものがあります。
メラノーマはどんなものか、いったいどんな点に注意したらいいのか考えていきましょう。
メラノーマとは
悪性黒色腫と呼ばれることもあり、皮膚がんの一種です。 ガンなので放置すれば転移もしますし、死亡に至ることも多い非常に怖い疾患です。 皮膚にはメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞がありますが、そのメラノサイトがガン化したのがメラノーマです。
初期段階の症状
がんの完治は、できるだけ初期段階での発見と治療です。 メラノーマの初期段階は黒っぽいシミやほくろと良く似ていて、病理検査をしてみないと診断できません。良くできる場所は、肩と腰の間、頭部、頸部などですが、下肢にできることもあります。 症状が少し進んでくると、形がいびつになって色むらが出てきて、だんだん大きくなります。 患者のほとんどが、成人しています。
メラノーマは非常に進行のスピードが速いので、注意が必要です。 急にできたシミやほくろが目に見えて大きくなってくるようなら、少しでも早く病院を受診しましょう。
皮膚科を受診する
急に大きくなったシミやほくろが気になれば、皮膚科を受診しましょう。 メラノーマの診断は、周囲の組織を切り取って病理検査を行います。 ただし、切り取ることでがん細胞に刺激を与えてしまい、転移してしまう場合もあるのでむやみにできる方法ではありません。 病理検査をしない場合は、視診と触診を行います。
治療方法
切除手術、抗ガン剤治療、免疫療法などがあります。
予防法
ほくろを切り取ってしまったためにメラノーマになってしまったということは無いですが、元々がん細胞がある患部を切り取ったために、周囲に広がってしまう恐れがあります。 その場合は速やかに適切な治療をする必要があります。予防法としては、やはり紫外線対策です。 過剰に紫外線を浴びてしまうことが、皮膚がんの原因になることは知られています。 特に色白の人は浅黒い肌の人よりも皮膚がんになるリスクが高いです。
紫外線を浴びたからといって必ずメラノーマになるわけではありませんが、シミやシワなどの要因にもなりますし、対策をしたほうが無難でしょう。
