美白コスメはブランド?それとも成分?
化粧品は肌に直接塗るものなので、信頼できる会社で製造された製品の方が安心です。
しかし、 ブランドのネームバリューがあるからといって、なんとなく美白コスメを選んでいませんか?
ブランドも大事ですが、消費者も成分のことについて学びましょう。
認可されている美白成分
美白やホワイトニングとは、実は薬事法で認められた表現ではありません。 あくまでも汎用表現として用いられているだけです。厚生労働省では美白成分として9種類を認可していますが、肌を漂白するようなものではなく、シミの原因になるメラニンの生成を防ぐ効果が認められているものです。 いくつか、代表的なものをピックアップします。
アルブチン
コケモモから抽出された成分で、メラニン生成に関わるチロシナーゼという酵素を抑える働きがあります。エラグ酸
イチゴやラズベリーに含まれた成分で、抗酸化作用があります。 アンチエイジングの化粧品に良く配合されています。トラネキサム酸
肝斑治療薬としても有名で、止血剤としても使用されます。 炎症を抑える効果があります。プラセンタエキス
主に豚の胎盤を使用したエキスで、チロシナーゼを抑える働きがあります。他にもカモミラET、ビタミンC誘導体、ルシノール、リノール酸など様々な成分があります。 他にも、認可はされていないものの、メラニンを抑える働きがあるとされる成分はたくさんあります。
ハイドロキノンとホワイト377
美白成分と呼ばれるものは、ほとんどメラニン生成を抑える働きはあるものの、すでにできてしまったシミを取るような力はありません。 ところが、ハイドロキノンと言う成分は、すでにできてしまったシミに働く強力な成分です。ホワイト377は、シミを作らないという力においては、ハイドロキノンよりも上と言われています。 これらの成分にも注目して、化粧品を選んでみましょう。
ブランドが独占している成分
アルブチンは資生堂が独占していた成分なのですが、特許権が切れているので今ではいろんなブランドが使えるようになっています。 このように、特定のブランドだけが独占している美白成分もあるんですね。 独自に開発した成分をチェックして、選んでみるのもいいでしょう。
ハイドロキノンを配合した化粧品は・・アンプルール