肌がカサカサになる乾燥肌とシミの関係
シミは目立ちますし、肌を暗く見せてしまうので、印象を悪くしたり、老けて見られてしまったりするので、女性にとってはとくに厄介で迷惑な存在です。
高齢者の肌に触れたときに、肌が乾燥してカサカサになったり、ゴワゴワして硬くなったりしているのを感じたことはありませんか。
人の身体は年齢を重ねていくに連れて、代謝機能が低下して分泌される皮脂量が減少してしまいます。 すると、肌の表面を守っている皮脂膜が充分ではなくなり、肌の内側に留まっている水分が外に出てしまいます。
また、外部の刺激である紫外線や空気の乾燥から肌を守るバリア機能も低下し、セラミドが不足すると肌の保水力も小さくなってしまうため、肌に潤いを保つことができなくなってしまうのです。
とくに40代以降では乾燥しやすいので、日頃から肌の保湿には気を配っていく必要があります。 肌がカサカサになる乾燥肌とシミは、それぞれ別の肌トラブルのような感じもしますが、乾燥肌はシミができる大きな原因の1つでもあります。
年を取れば、身体の代謝の低下と同じように、肌のターンオーバーが徐々に遅くなっていきます。 ターンオーバーが遅くなると、肌の表面に古くなった角質がとどまり、そこから肌の水分が失われていき、肌が乾燥するようになります。
シミができる直接の原因はメラニン色素です。 ターンオーバーが正常な肌では、メラニンも古くなって剥がれ落ちる角質と一緒に排出されます。
しかし、加齢で乾燥が進み、ターンオーバーが遅い肌では、古い角質と一緒に肌の表面にメラニンが残ってしまい、シミができやすくなります。 つまり、乾燥肌を防ぐことができれば、シミ対策もできることになります。
対策するには、美白成分配合のスキンケア商品を使えばいいですが、肌の表面がカサカサになってしまった乾燥肌で使っても、最初のうちはなかなか成分が浸透していかないので、まずは、肌をしっかり保湿するケアを行うことをおすすめします。
充分に肌が潤えば、美白成分も肌にしっかり届けることができますし、ターンオーバーが正常になることでこれからできる可能性がある潜在的なものも予防することにも繋がります。
乾燥肌の改善にはとても時間がかかります。 毎日こつこつしっかりと保湿して、乾燥肌を改善し、シミができにくい肌を手に入れましょう。