くすみの定義・原因・対策のまとめ
女性の肌の大敵のひとつが「くすみ」です。
美容関連の情報や化粧品のパッケージなどで良く見かけますね。
しかしこの言葉、良く耳にはしますが、具体的にどのような状態を指すのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
これの定義についてはあいまいになっていることも多いのですが、日本化粧品工業連合会によって定義の案がなされています。
くすみの定義案を簡単にまとめると、「肌の赤みが減少して黄みが増したり、ツヤや透明感が減少したり、また皮膚表面の凹凸などによる影によって明るさがなくなったりすることにより、暗く見える肌の状態で、境界は不明瞭。顔全体または眼のまわりや頬などの部位に生じる。」とされています。
また、それらの原因を簡単にまとめると以下のように説明できます。
- 血行不良によって肌の赤みが少なくなり、黄色みが強くなっている
- 肌全体にメラニンが沈着し肌色が暗くなっている
- ハリ不足による肌の凹凸の影によって暗く見える
- 角質が厚くなって透明度が低下している
- 肌のツヤが低下している
- 加齢
ちなみに、皮脂や汗に汚れが付着するなどして一時的に顔色が暗く見えることがありますが、このような場合は顔を洗えば元に戻りますから、くすみには該当しません。
該当するのは、汚れなどではなく、皮脂や角質、メラニンといった肌そのものの状態に関係することだと考えて頂ければイメージしやすいのではないでしょうか。
原因についてですが、血行不良や紫外線、乾燥、角質の肥厚、ツヤが失われたり肌のきめが乱れたりなど、くすみができる原因は多岐にわたります。
さらに、それぞれの原因を細かく見ていくと、加齢、体質、日々の食事や生活習慣、誤ったスキンケアなど、挙げればきりがありません。 予防・改善の為に大切なのは、肌に優しい生活です。
例えば、正しいスキンケアの方法を知る、使う基礎化粧品を見直す、睡眠不足を解消する、栄養バランスのとれた食事を心掛けるなどです。 しかし、どれも完璧にというのは難しい話です。
もともとの肌質によっても合う対策合わない対策などがありますから、肌の様子を見ながら、まずはスキンケアの見直しとUVケアから取り組んでみてはいかがでしょうか。 継続のコツは、自分にできる範囲で取り組む事です。