本当にきゅうりは美白効果があるのか
きゅうりは美容に良いと、昔から民間療法で用いられてきました。
でも、本当にきゅうりは美白や美容にいいのでしょうか?
きゅうりについて、色々と調べてみました。
栄養素
きゅうりはほとんどが水分で栄養素も少ないと思われていますが、ビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウムなどを含んでいます。 美白に良いとされているビタミンCは100g中約13mgですので、レモンと比べると7分の1以下になりますが、それでも美白作用が含まれていることには変わりありません。注目したいのはカリウムで、利尿や体内のナトリウムを排出する働きがあります。 むくみを解消、高血圧の人にも良い栄養素です。
きゅうりパックの注意
韓国では頻繁に行われるパック、日本でも一昔前にブームになりましたね。 しかし、きゅうりパックは気を付けないと、美白どころかシミの原因になってしまいます。それは、きゅうりに光毒性があるからです。 きゅうりにかぎらず、レモンなどビタミンCの豊富な食べ物には、ソラレンという物質を含んでいることが多いです。
ソラレンは紫外線に当たると敏感に反応してしまい、塗った部分がシミになってしまう毒性を持っています。 肌に乗せるだけではなく、食べる場合でも影響がでます。
食べてから2時間ぐらいで紫外線を吸収する作用が高まるので、出かける前に食べるのは良くないようです。 ただし、前日の夕食に食べるのは全く問題はありませんよ。
また、キュウリにアレルギーを持つ人もいるので、知らずにパックしてしまうとアレルギー症状が出てしまい、とんでもないことになります。
鎮静効果がある
きゅうりには鎮静効果もあります。 ソラニンはしっかり洗い流しても残りやすいリスクがありますが、どうしてもパックをするなら夜に行いましょう。きゅうりを1本スライスし、肌に乗せて10分ぐらい放置したら洗い流すだけです。 すりおろして、ヨーグルトと混ぜてパックするのもいいですよ。
すすぎはソラニンが残らないように、丁寧に行って下さい。 念のため、数日間は徹底した紫外線対策をしておくのがいいでしょう。