美白に効いたハイドロキノンとレチノイン酸
ハイドロキノンとレチノイン酸は、一緒に処方されることの多い美白成分です。
実際にシミ治療で使用して、効いたという声も良く聞かれますね。
それぞれいったいどのような働きがあるのでしょうか?
違い
ハイドロキノンは既にできてしまったシミを剥がしてしまうような成分ですが、レチノイン酸はシミの元を抑えるような働きがあります。 ダブル使いすることで予防と除去の両方の作用が得られ、よりシミに効いたという実感が得られます。 ハイドロキノンはまったくの化学合成物質と思われがちですが、実際にはイチゴにその成分を含んでいます。レチノイン酸はビタミンAの誘導体で、角質を除去、皮脂の分泌の抑制、皮膚の再生、コラーゲン生成を促す効果がある美白成分です。 メラニンの生成を抑え、排出を促す作用もあります。 皮膚の比較的浅い部分での色素沈着に効果を発揮します。
使い方
ハイドロキノンとレチノイン酸はどちらも塗り薬に配合される美白成分ですが、塗る順番はレチノイン・ハイドロキノンの順番です。 患部にレチノイン酸を塗って乾燥させたのち、ハイドロキノンを塗りましょう。
レチノインの濃度
レチノイン酸は通常、0.5%から1%ぐらいの濃度のものを処方されます。 濃度が薄すぎてもいけませんし、逆に濃ければ色素沈着を起こしてしまいます。 中には0.4%のクリームもありますが、副作用のリスクが高くなります。しかし、身体の部位によっては通常の濃度と高濃度を使い分けるのがいいですね。 脚などに使用するなら、多少濃度を高くしてもいいでしょう。
注意点
両方正しく使用すれば、シミに効いた実感を味わうこともできますが、副作用のリスクがあります。 どちらの成分も、肌に合わないと少しでも感じて肌トラブルを起こしたら、残念ですが使用を中止し、医療機関を受診しましょう。
レチノイン酸
塗った部分が赤くなってしまうことが多いですが、2週間ほどで落ち着きます。 角質除去効果とターンオーバー促進効果により、肌の乾燥がひどくなってしまいがちです。 1ヶ月ほどすると酸化して効果が弱くなってしまうので、早く使いきるようにしましょう。
ハイドロキノン
治療中は紫外線カットを徹底して行って下さい。 また、酸化しやすいので、冷蔵庫保管は必須です。 酸化したクリームは茶色に変色しているのですぐ分かりと思いますが、そのような変色したクリームは絶対に肌に塗らないで下さい。
美白成分のハイドロキノンを配合した化粧品は・・アンプルール