強力な美白成分はどのような効果があるか
強力な美白成分として真っ先に思い浮かべるのが、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンはお肌の漂白剤と呼ばれることもあるぐらい、美白効果の高い成分です。
シミ治療にも良く処方されますが、いったいどのような成分なのでしょうか?
美白に使われるようになったきっかけ
元々は写真の現像に使用されていた薬剤ですが、現像していた人の手が白くなる強力な作用があることから、注目されました。 できてしまったシミに唯一働く成分とも言われており、シミ治療のために医療機関で処方されます。
化粧品にも配合
以前は医師の処方無しには入手できませんでしたが、2001年より化粧品にも配合できるようになりました。 ただし、厚生労働省で認可されているのは2%以下の配合率です。
どのような効果があるか
シミ、色素沈着などに効果を発揮します。 シミ部分にハイドロキノン配合のクリームを塗ると、カサブタになって剥がれます。 その後ピンク色の肌が周囲の肌と同じ色になって、シミが回復します。 医療機関では、レーザー治療後の薬としても処方されることがあります。レチノイン酸と一緒に処方され、二つの効果でシミの再発を防ぎます。 ただし、皮膚の深い部分にメラノサイトが増殖しているような大田母斑などには、効果がありません。 肝斑でも真皮部分にシミの原因が潜んでいる場合があるので、そのような場合にはハイドロキノンは効きません。
注意点
白く色抜けする白斑という副作用がありますが、市販されている2%以下の配合率ではその心配はないでしょう。 ただし、海外輸入で強力なハイドロキノンクリームを購入した場合には、注意が必要です。 一番注意しなくてはいけないのは、酸化したハイドロキノンを塗ってしまうことです。ハイドロキノンが酸化すると、ベンゾキノンという非常に刺激の強い成分ができます。 この成分を塗ってしまうと、強い炎症を起こしてしまう可能性があります。 早く酸化してしまわないように、冷蔵庫保管をすると良いでしょう。
ハイドロキノンで美白ケアをしているときには、紫外線に当たらないようにして下さい。 もし紫外線対策をせず日光に無防備に当たってしまうと、かえってシミがひどくなってしまう恐れがあります。 長期の使用、大量使用も禁物です。
ハイドロキノンで美白ケアは・・アンプルール