シミ除去やシミ対策に良いクリーム
シミ除去やシミ対策に良いクリームは色々とありますが、いったいどんな物があるのでしょうか?
シミ除去治療のときに用いるクリームについて、調べてみました。
ハイドロキノン
ハイドロキノン配合のクリームは、シミ除去クリームとして一番有名かもしれませんね。 ハイドロキノンは写真現像の時に使う薬剤なのですが、現像する人の手が白くなったことから、その効果が注目され研究されました。ハイドロキノンは完全な合成物質と思われがちですが、イチゴやコーヒー、紅茶にも含まれるなど、天然に存在する成分です。 メラニンの生成を抑える働きがあり、ハイドロキノン配合のクリームを塗った部分のシミはカサブタになって剥がれます。 副作用があるので、使用には十分注意する必要があります。
トレチノイン
トレチノインはビタミンA誘導体で、ビタミンAの50倍の生理活性を持っています。 角質を剥がし、皮膚の再生を促す働きがあります。 ハイドロキノン配合のクリームと一緒に処方されることが多いです。まず、トレチノインを塗って乾いたあとにハイドロキノンを塗ります。 カサブタになって剥がれ、最初は赤みがありますが、だんだんと色が薄くなります。 炎症が完全に引くまでは、1ヶ月以上かかることもあります。
ホワイト377
最近注目され始めているのが、ホワイト377です。 皮膚科でも、処方するところが増えてきていますね。 ホワイト377は、ヨーロッパアカマツに含まれるポリフェノールを元に作られた比較的新しいポリフェノールです。皮膚への刺激は少ないのに、ハイドロキノンの2000倍以上もの力を持つといわれています。 ホワイト377はハイドロキノンと一緒にシミ除去クリームに配合される他、化粧水などにも配合されるようになりました。
三種類の成分の違い
ハイドロキノンは既にできてしまったシミに働きかける成分ですが、シムホワイトはシミを作らせない成分です。 トレチノインも皮膚の再生を促しシミをできにくくするほか、肌の張りを保つ効果があります。 除去しつつ新しいシミの発生を抑えることはとても大事なので、一つの成分だけではなく複数の成分を配合したり、数種類のクリームを処方したりするのが一般的です。
ハイドロキノン配合のクリームは・・ビーグレン