シミに働きかけるビタミンC錠剤
シミに働きかける錠剤と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはビタミン剤ではないでしょうか?
確かにビタミンCはメラニン色素の生成を抑える効果や抗酸化作用があることから、お肌にはとても良い栄養素です。
できてしまったシミを取るというよりも、シミ予防に働く成分なんですね。
レーザー治療でシミ取りをした人も、再発しないようにビタミンC錠剤を積極的に摂りましょう。
なぜわざわざ錠剤で摂取する?
ビタミンCは、とても壊れやすい栄養素です。 豊富に含まれている食材も、水で洗ったり油で調理したりするうちに、ビタミンCがどんどん壊れてしまいます。 しかも、ストレスを強く感じること、日焼け、喫煙でも破壊されてしまいます。シミ予防を意識するためには、ビタミンCを1000mg以上摂取するのが望ましいと言われていますが、小松菜だと2.5kg以上、レモンだと1kg(約10個)も食べないといけないことになります。 食べ物からこんなにビタミンCを摂ろうとするのはかなり無理があるので、錠剤で摂り入れたほうが無難なのです。
ビタミンCと一緒に良く配合される成分
シミ予防に良い錠剤には、ビタミンC以外の成分も配合されます。- Lシステイン:様々な代謝に働きかける
- ビタミンB2:肌荒れ防止、新陳代謝促進
- ビタミンB6:Lシステインの合成を助ける
- ビタミンE:抗酸化作用、血行促進
これらの成分を一緒に摂ることで、ビタミンCを単体で摂るよりもよりパワーアップします。 肌の為にビタミンCを摂取しているという人は、他の栄養素の組み合わせも意識してみましょう。
ビタミンC錠剤の注意点
ビタミンCは水溶性ビタミンですので、多少摂り過ぎても体内に蓄積されず尿と一緒に流れてしまいます。 しかし、一度に錠剤で多少摂取すると、下痢や発疹などの副作用を起こす恐れがあります。 しばらくすれば流れて副作用も落ちつきますが、一度に10g以上は摂取しないようにしましょう。高配合タイプでも、1日当たり1000gから2000gの服用量を設定しているので、製品の説明に従いましょう。 また、摂取してから数時間で排出されてしまうため、一度にたくさん飲んでもあまり意味がありません。 できれば食事を摂るように、3回ぐらいに分けて飲んだほうが効果的です。