シミの飲み薬の種類と効果は|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

シミの飲み薬の種類と効果は

シミの治療法と言えば、塗り薬かレーザー治療を思い浮かべますが、飲み薬での治療法もあります。 シミ治療で用いる飲み薬の成分は、アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム、トラネキサム酸です。 それぞれどのような働きがあるのでしょうか?

 

アスコルビン酸

アスコルビン酸と聞くと聞き慣れないですが、実は広く馴染みのあるビタミンCのことなんです。 喫煙やストレスによって大量消費されてしまうので、より多く摂取する必要があります。 メラニン色素の働きを抑え、シミ予防をする効果があります。

 

水溶性なので、多少飲み過ぎても尿で流れてしまうので悪影響を及ぼすことはほとんどありません。 しかし、度を過ぎた過剰摂取は軽い下痢や酸による胃の不快感、結石などの副作用があるので気を付けましょう。

 

パントテン酸カルシウム

パントテン酸カルシウムは、ビタミンB5の成分です。 眠気防止として使われることもあるのですが、粘膜や皮膚の回復作用があるため、シミ治療にも用いられます。 主に、アスコルビン酸と一緒に配合した飲み薬を処方されます。

 

パントテン酸カルシウムの副作用は、ほとんどありません。 しかしアスコルビン酸と同様に過剰摂取による軽い下痢や吐き気が起きることがあります。

 

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、別名トランサミンと呼ばれる人工合成されたアミノ酸です。 元々止血剤として用いられていたのですが、肝斑というシミに効果があるとされ、皮膚科でも処方されるようになりました。 色素を沈着させない、メラニン生成を抑制するなどの効果があると言われています。

 

トラネキサム酸にも吐き気などの副作用がありますが、使用に当たって十分に注意しなくてはいけない人がいます。 55歳以上の方、もしくは心筋梗塞、脳血栓、腎不全などの病歴がある人です。

 

なぜなら、トラネキサム酸は止血剤なので、血栓ができやすくなります。 ですから血栓系の病気を患っている人は医師に相談する必要があるんですね。 念のため、何か他の薬を飲んでいる場合は薬剤師や医師に相談するのが無難です。

 

また、トラネキサム酸は腎臓から排出されるので、腎臓機能が弱った人も使用には注意が必要になります。 高齢になればなるほど血栓のリスクも高まりますし、腎機能も衰えてくるので注意しましょう。