美白化粧品でピリピリとした刺激を感じる時
シミやくすみ対策のために、美白化粧品を使っていると、ピリピリと肌にしみた感じがすることがあります。
普段はなんともなくても、肌が弱くなっていると、美白化粧品の成分は刺激が強いのです。
そのため刺激に敏感に反応する敏感肌の場合でも、同じようにピリピリとした刺激を感じることになります。 しかし、敏感肌だからって美白を諦めなくてはならないのかというとそうではありません。 敏感肌でも問題なく使える化粧品を選べばいいのです。
そもそもなぜピリピリとしみてしまうのかというと、極度に乾燥した肌や敏感肌は、肌のバリア機能が弱まっているからです。 肌のバリア機能には、外部からの刺激や異物の侵入を防いだり、体内の水分や体液が蒸発してしまうのを防いだりする働きがあります。
その第一のバリアが肌表面の皮脂膜です。 皮脂膜は汗が皮脂が混ざって作られる弱酸性の油分です。 皮脂膜がしっかりとした健康な肌では、紫外線などの外部からの刺激も抑えることができます。
また、第二のバリアは角質層の細胞間脂質で、肌に水分を保持する働きのセラミドなどが存在します。 ストレスや生活習慣、紫外線や乾燥などの様々な要因で肌の水分と油分のバランスが崩れると、肌のバリア機能が弱まってしまいます。
化粧品をつかったときにピリピリするのは、本来健康な肌であればバリア機能によって真皮層などの浸透しないはずの刺激の強い成分が、バリア機能の低下によって浸透してしまったからです。
そのため、とくに敏感肌では美白化粧品選びにも注意した方がいいかもしれません。 敏感肌で、美白化粧品を選ぶときに気をつけたいポイントは3つあります。
1つめは、「バリア機能そのものを高めるもの」で、とくに保湿効果を高めるセラミドを補給できるものがおすすめです。
2つめは、「刺激を与えない仕組みになっているもの」で、刺激が強い成分が配合されていると、敏感肌では使うことができません。 そのため、刺激になりやすいアルコールや紫外線吸収剤、香料などが使われていない化粧品を選びましょう。
3つめは、「メラニンの生成を抑え、シミを薄くする効果が得られるもの」で、刺激は抑えらていて、美白成分はしっかりと配合されているものを選んで、今後のシミと既にあるシミの両方に対策できるものがおすすめです。
肌質を改善しながら美白を目指すには、生活習慣を改善していくことも忘れてはいけませんよ。