タバコにはシミの原因となる要素が含まれている
タバコは美容に悪いという話を耳にした事がある女性は多いのではないでしょうか。
実際、悪影響を与える事は事実です。
一体どのような悪影響を与えるのか、きちんと把握しておきましょう。
まず、ビタミンCの減少です。 タバコを吸わない場合と比較すると、ビタミンCの体内吸収率が低下すると言われています。 しかも、体内吸収率が低下する上に、消費量は増加してしまいます。
つまり、体内のビタミンCがどんどん減少していく状態を作ってしまう事になります。 ビタミンCは、シミの原因であるメラニン色素を抑制する働きを持った栄養素です。 その為、ビタミンCが減少するという事は、メラニン色素が増えるという事に繋がるのです。
こうした事から、シミが出来やすい状態になるとされています。 ちなみに、1本吸うと25g程度消費されると言われていますが、25gとはレモン1個当たりに相当する量です。 そして、成人が1日に必要とする量も、僅か4本吸うだけで全て消えてしまいます。
続いて、血液の流れの悪化です。 タバコには、ニコチンと呼ばれる成分が含まれています。 このニコチンは、血管を収縮させる働きを持ち、吸う事によって血液の流れを悪化させてしまいます。
本来血液は、体に必要な栄養素を隅々にまで送り届けるという役目を持った存在です。 その流れが悪くなるという事は、必要な栄養素が送り届けられないという事になってしまいます。
そうすると、代謝機能に低下が見られ、肌のターンオーバーも遅くなってしまいます。 肌のターンオーバーが遅くなると、メラニン色素を外に排出する事ができません。 その為、メラニン色素がそのまま定着して、シミになってしまうという事です。
このように、タバコにはシミの原因となる要素がたくさん含まれています。 その為、現在吸っているという方は、出来るだけ早く禁煙に取り組む事をオススメします。
20代のような若い世代の場合、吸っていたところで特別シミや肌荒れが目立つ事はありません。 しかし、30代前後の世代になってくると、肌の代謝機能が低下し、血液の流れも悪化して行きます。
その為、この世代になると吸っている場合と吸っていない場合で、大きく肌の状態が異なってきます。 吸っていると、その分肌の老化を促進させる事になるのです。 こうした事から、肌の事を真剣に考えるのであれば、タバコは控えるのが一番です。