美白効果が期待できるハイドロキノン軟膏
シミやそばかすの治療には、ハイドロキノンが用いられます。
このハイドロキノンには、美白効果が期待できます。
しかし、使用するにはクリニックでの処方が必要になります。
その為、一度クリニックを受診する事をオススメします。
ハイドロキノンは、元々自然界に存在する成分ですが、その刺激の強さから日本では長い間敬遠されていました。 しかし、最近では安全かつ高い効果を発揮する治療薬として、クリニックではポピュラーな存在となりました。
効果としては、シミの原因である、メラニン色素の生成を抑制する働きを持っています。 また、還元作用がある事から、美白にも効果的と言われています。
その美白効果は、美白化粧品の原料として使用されているアルブチンやコウジ酸、ビタミンCと比較すると、数10倍から100倍にもなるほどです。
そんなハイドロキノンがクリニックで処方される際には、軟膏タイプが一般的です。 軟膏ならば、他の成分も配合しやすい上に、直接肌に塗る事ができるので便利だからです。 ハイドロキノンは、強い美白効果を持っています。
しかし残念ながら、肌への浸透力が低いというデメリットを抱えています。 そこで、他の成分を配合する事で、肌への浸透力を高めるケースがほとんどです。
例えば、肌のターンオーバーを促進するトレチノインといった成分が、配合されている事があります。 また、アスコルピン酸とレチノイック酸を配合した場合も、浸透力が高まると言われています。
こうして処方された軟膏は、角質層に存在しているシミやそばかすの除去に効果を発揮します。 また、表皮の奥にまで浸透するので、新たなシミやそばかすの発生を予防する事もできます。
ただし、効果に関しては人によって個人差が現れます。 中には、かぶれが発生したり、強い刺激を感じるといった肌トラブルを起こす方もいます。 その為、何らかの肌トラブルが起こった場合には、速やかに使用を注意しましょう。
そして、クリニックに足を運んで医師に相談するようにして下さい。 また、軟膏を塗った後に日光を浴びると、色素沈着が起こる可能性があります。 その為、夜間にだけ塗るようにしたり、きちんとしたUVケアを心がけるようにしましょう。