肌のへこみはニキビによる炎症でできる
シミと見間違える肌のへこみは、ニキビ跡であるクレーターの可能性が高いでしょう。
このクレーターのへこみは、強い炎症を起こしたニキビによってできたものと考えられ、肌の免疫反応によるものだと思います。
肌にニキビができて、ニキビ菌が増えると炎症を起こしてしまいます。 そうなると肌の皮膚は、それに対する免疫反応を起こして、酸化力がとても強い活性酸素であるヒドロキシラジカルを発生させて、炎症を鎮めようとするわけです。
炎症を鎮めるのはいいのですが、あまりにもヒドロキシラジカルによる免疫反応が強すぎるので、本来傷つけてはいけない皮膚や細胞までも酸化させてしまい、へこみになってしまうのです。
へこみの大きさや深さも炎症の強さに比例していて、炎症が酷い程、皮膚の免疫反応は強く出ますから、それだけヒドロキシラジカルを多く発生させるでしょう。
こういう過程で、シミと勘違いしてしまうへこみが誕生する訳ですが、上記を見て分かるように、ニキビによる炎症がへこみの元になっているのですから、ニキビを作らないようにすればいいのではないでしょうか。
ニキビができやすい人でもへこみが少ない人もいますが、これは、肌の体質によってできやすい人とできにくい人がいるのです。
またアレルギー体質の人もニキビによる炎症に対する免疫反応が普通の人よりも過剰に防衛反応が働き、ひどくなる傾向もあって、正しい処置をしてやらないと、へこみだけでは済まなくなってしまう可能性もあるのです。
その正しい処置ですが、このような凸凹になりやすい肌の体質の人は、薬を使って、炎症を抑えてあげる必要もありますから、皮膚科などクリニックに行って相談することをお薦めします。
一般的に、肌が柔らかい人は、へこみができにくく、硬い人が、へこみができやすいと言われているそうです。 体質の問題や洗顔を忘れて、シミやニキビができてしまう場合がありますが、若い人だとそれほど問題ではないかもしれません。
ニキビを放置していて、炎症を起こしてへこみができてしまっても、肌のターンオーバーが正常に動いていれば、浅いへこみなら治ってくるでしょう。 それに、若い人だとコラーゲンの生成もスムーズですから、多少のシミやへこみなら大丈夫なのではないでしょうか。
しかし、深いものなら肌のターンオーバーだけでは、治すのが難しくなり、クリニックなどで治療が必要になってくるでしょう。 やはり大事なのは、基本である洗顔で、これを毎日欠かさずして、ニキビが発生しないようにしましょう。