美白効果を持つと言われるトレチノイン
トレチノインは、古い角質を落とすピーリング作用や肌のターンオーバーを促進し、メラニンを抑制して、シミを防ぐ美白効果を持ったホームケアができる薬です。
その他の効果にも、コラーゲンの生成を促進しますし、皮脂の分泌を抑え、肌の油分のコントロールもしてくれる優れたものになっています。
そもそもトレチノインは、ビタミンA誘導体で、その生理活性は、ビタミンAよりはるかに多い100倍以上の働きをすると言われています。
そのためアメリカでトレチノインは、シワの治療薬として国に認可されて、多くの人に使われている訳ですが、副作用やデメリットも無いわけではありません。
このトレチノインの大きなデメリットの一つに、長期間に渡って使い続けられない所にあるでしょう。 これを使い続けている内に、トレチノインの優れた効果が徐々に低下していってしまうのです。
美白のために使い続け、この低下を回避するためには、2〜3ヶ月使用しては、2〜3週間薬の使用を休んで、間を取ってあげた方がいいかもしれませんし、この方法がトレチノインの効果を引き出し続けるのに、最も良い方法でしょう。
使用の仕方以外にも副作用は存在して、皮膚の皮が剥けたり、赤みができたりする副反応もあるかもしれません。 それと使い方を誤り、過剰にトレチノインを使用してしまうと、美白になるどころか逆に新たなシミを作ってしまう恐れがあり、医者やクリニックで相談しながら使った方がいいでしょう。
またこの薬を使っている間は、日焼けしないように注意して、保湿もしっかり行なうことを心掛けた方がいいのと、妊娠中の人は、使用しない方がいいでしょう。
トレチノインは、ハイドロキノンと一緒に使うと美白効果がさらに増すと言われ、シミの治りも早くなります。 やり方は簡単で、まず洗顔で顔の皮脂を落としてから保湿を行ない、少量のトレチノインをシミの部分に丁寧に塗布して、これが乾くのを待ちます。
そこからハイドロキノンを広めに塗ってあげてから、日焼け止めクリームなどを塗るだけでいいでしょう。 トレチノインは、新鮮な物ほど効果があるので、長期保存に向いていないのでペースを考えて使った方がいいでしょう。 どの薬もそうですが、使い方に困ったら必ず医者に相談してから使用するようにして、安全に美白を目指して下さい。