肌が黄ばみ、ハリや弾力を奪う糖化
今までの美白化粧品は、メラニンの生成を防ぎ、シミ、そばかすを作らないようにするのが主流だったのですが、新たに注目されるものがでてきました。
それは、老化要因でもある糖化に対する抗糖化ケア成分を含んだ美白化粧品です。 今までは、メラニンを防ぐだけで、美白になっていくと思われていましたが、それだけでは足りないことが分かって来ました。
血液の循環や乾燥、酸化などさまざまな要因がありますが、肌のタンパク質であるコラーゲンと糖が合体することで、肌が黄ばんだり、硬くなったりするのが、老化要因でもある糖化なのです。
この糖化により、肌の透明感を奪い黄ばむのですが、これに対応した美白化粧品だと、黄ぐすみを消して柔らかい肌にしてくれるでしょう。
糖化をそのままにしておくと、最終的に「AGE」と呼ばれ、日本名で終末糖化産物という物に変化します。 食べ物からも終末糖化産物を摂取してしまい、体に悪影響を与えるのですが、肌に与える影響は、肌からハリや弾力を奪い、黒ずんだように見え、くすみが発生します。
これを防ぐ抗糖化ケア成分であり、科学的に終末糖化産物を分解できると証明されているのは、ヨモギ由来のYACエキスだけだと言われています。
だから抗糖化ケア成分入りと販売されている美白化粧品を購入する場合YACエキスがちゃんと配合されているか確認する必要があるでしょう。 しかし、抗糖化ケアとメラニンを防ぐ両方の効果を持った美白化粧品は、そんなに多くない印象があります。
肌からくすみを取るため抗糖化ケアの物も必要ですが、メラニンによるシミを防ぐ物も必要になってくるため数種類の美白化粧品を用意しなければならないかもしれません。
終末糖化産物を分解するのは、YACエキスだけですが、その前の糖化物を分解する力がある言われるのは、芍薬やマロニエだそうで、これらのエキスが入っているのもある意味、抗糖化ケア化粧品と言えるのではないでしょうか。
本当の美白を目指すならメラニンを防ぐだけではなく、糖化や酸化、乾燥などあらゆる外敵から肌を守る必要があるでしょう。 糖化は、高血糖の人ほど酷くなりやすいので、食生活や運動も見直す必要があるのではないでしょうか。
