酒粕に美白効果とシミの予防効果がある
日本酒を肌に直接塗ると、シミが薄くなったり、取れたりするという話がありますが、本当でしょうか?
日本酒にはアミノ酸や有機酸、グリセロールなど保温保湿効果のある成分が含まれていて、フェルラ酸という老化防止効果のある抗酸化物質も含んでいます。
また、α−エチルグルコシドという荒れ肌予防効果のある物質も含んでいますので、美肌成分が多いです。 実際に化粧水代わりに使用している方によると、肌がきれいになり、前より白くなったと言われるそうです。
また、お風呂に注いでかき混ぜて入浴すると身体の芯から温まり、肌がしっとりツヤツヤになります。 朝のTVの情報番組で紹介されましたが、酒粕に美白効果とシミの予防効果があるそうです。
シミ・そばかすなどの肌の黒ずみはメラニン色素が皮膚に沈着して起きますが、メラニン色素はドーパクロムと呼ばれる物質が紫外線によって変化しています。
更にドーパクロムは酵素のチロシナーゼがL−シロチンという物質に作用して発生しますが、チロシナーゼの働きを抑制する成分、リノール酸やアルブチンと呼ばれる美白成分を含んでいるのです。
また、スフィンゴ脂質というセラミドの仲間の成分を含んでいて、お肌の角質にうるおいを与え、しっとりさせます。 お風呂に入るときにガーゼのようなものに入れて、湯船で温まり、顔のマッサージなどに使用すると、だんだん肌が白くなってくるようです。
手作りで簡単に作れるパックがありますので、作り方を紹介します。 酒粕100gをすり鉢で粒をすりつぶすように練って、なめらかにした後、日本酒300mlを少しずつ加えて、しっかり混ざるようにさらに練ります。 パックとして丁度よい硬さになるよう、分量を調整します。
入浴時に顔に5〜15分程度パックし、上からラップをすると、毛穴が開いて発汗を促すので効果的です。 パック経験者によると、肌が潤ってプルプルになるだけでなく、小じわも目立たなくなり、使い続けるとシミやくすみもできにくくなったそうです。