シミと肝斑の違いを見分けるには
ある程度の年齢になると悩みの種になるのがシミと肝斑、見た目も似ているし、どちらも同じようなものと考えている人が多いのは事実ではないでしょうか。
しかし、実は原因が違うので、その対処法も違います。 その違いは何なのかというと、根本的にはその要因です。
シミが紫外線などの外的要因に影響されるのに対して、肝斑は、女性ホルモンやストレスなどの内的要因に影響され、主に30代〜40代の女性に始まり、顔の頬骨周辺に左右対称に出来るのが特徴です。 ですから、妊娠中の女性やピル等のホルモンに作用する薬を服用している女性にも出来やすいのが特徴です。
それぞれに対応した治療や対処を行うには、シミと肝斑をきちんと見分ける必要があります。 その特徴から見分けるポイントは6つあります。
- 濃い茶色か、薄茶色か。
- 頬骨や目尻の下のどの部位にあるのか。
- 形は、はっきりしているか、ぼやけているか。
- 左右対称かどうか。
- 妊娠・出産経験があるかどうか。
- いつ頃から発生したかなのです。
例えば、シミは濃い色が均一で境界がはっきりしています。 長期間紫外線を浴びる事が原因とされ、加齢によっておこるものとされていますが、20代でも紫外線をよく浴びている人は発生するようです。 治療にはレーザー治療などで消すことができます。
又、肝斑は頬、こめかみ等左右対称に出来、女性ホルモンのバランスの乱れやストレスが影響しているといわれています。 色は薄く、形が肝臓に似て境目がはっきりしていません。
紫外線の影響より、ホルモンの影響が強いので、日本人に多いタイプでトラネキサム酸の服用やビタミンCなどの摂取が効果があると言われています。
つまり、このような違いから加齢によって増えるのがシミで、閉経すると薄くなるのが肝斑ということになります。 最終的には専門家の診断をあおぎながら、有効な治療・斑対策をはじめましょう。