美白の意味はシミが消えることではない
日本人の皮膚は、その色合いが他の国とは異なり黄色人種といわれ、白くもなければ黒くもないと肌色です。
こうして、人種によって肌の色が異なるのは皮膚中に存在するメラニン色素に影響されています。
日本では、古よりキメの細かいくすみやシミが無い白い肌の状態が美しいのだと思われる傾向にあります。 ですから、少しぐらい醜い点があっても、「色の白いは七難隠す」ということわざさえあるくらいです。 その為、色々な白い肌に成るための洗顔料があり、「ウグイスの糞」はよく知られているところです。
しかし、黄色人種である以上、肌の色自体は変わりませんし、白色人種のように、まったくの白い肌になることは難しいので、美白の意味は、出来るだけ白い肌に近づくことを目指している、又は透明感や清潔感がある、白に近づかせることという事ではないでしょうか。
そういえば、「美白」という言葉が認識されだしたのは、料理研究家でもあった美容研究家の鈴木その子さんが提唱してからですね。
白い肌のお顔が今でもキョーレツに残っていると思います。 シミ・ソバカス等のメラニンの生成を抑える美白化粧品を用いたスキンケアが一般的になりました。 反面、過度に日焼けしたガングロやヤマンバギャル等が闊歩していた時代でもありました。
ですが、勘違いしているのは、シミが消えることが美白の意味だと思っている人が多いことです。 メラニンの黒さを抑制するのが目的で、色黒の人の肌が白くなるわけではないということを理解したいです。
大抵の場合、「ホワイトニング効果」と表記してあるのですが、「美白」も「ホワイトニング効果」も薬事法的には承認・許可されていません。
本当の意味は、メイクによって肌を白くみせる事ができるというのが正しいのでしょう。 白は、ピュアな心を持ち心の内側から綺麗であろうとすること、そんな透明感のある女性を目指してみませんか。
