美白で注意したいリスクとは
美白の為に、日焼け止めをしっかりと塗っているという方も多いでしょう。
しかし、日焼け止めに配合されている紫外線吸収剤のリスクを、きちんと把握している方はほとんどいません。
日焼け止めに配合されている紫外線吸収剤は、自らの成分の中に一旦紫外線を吸収します。 そして、吸収した紫外線を熱エネルギーに変換して、排出するという働きを持っています。
吸収した紫外線を熱エネルギーに変換する際には、化学反応が起こります。 この化学反応を繰り返し行っていると、紫外線吸収剤の分子が壊れてしまうというリスクがあるのです。 分子が壊れてしまうと、肌への刺激となってしまい、肌を痛める要因となります。
また、一部の紫外線吸収剤には、発がん性が認められているのもリスクです。 これは、SPF値が最大で50までと制限されている事からもわかるでしょう。
つまり、発がん性を抑える為に、SPF値は50までと制限されているのです。 美白の為には、ついSPF値の高い日焼け止めを選んでしまいがちです。
しかし、これだけのリスクを背負って使用する事になるという事を、把握しておくべきでしょう。 さらに、美白化粧品に配合されている有効成分の濃度にも、注意が必要です。
例えば、ハイドロキノンを5％から10％配合しているクリームがあります。 シミが気になる方にとって、こうした高い濃度のクリームは嬉しいアイテムでしょう。 しかし、厚生労働省が推奨するハイドロキノンの濃度は、2％程度です。
つまり、濃度が高すぎるものは、炎症や肌荒れといった肌トラブルの要因になる可能性も高いと言う訳です。 勿論、ハイドロキノンの濃度が高いクリームを使った全ての方に、肌トラブルが見られるという事ではありません。
ただし、肌トラブルが起こらなければラッキーといったような、危険な使い方は肌にとって決して良い事とは言えないでしょう。 その為、厚生労働省が推奨している濃度のものを選んだ方が、背負うリスクも軽減できます。
そして、有効成分の濃度が低くとも、浸透力の高い美白化粧品ならば、濃度の高いものと遜色のない効果が期待できます。 どちらが肌に優しいかは一目瞭然なので、白い肌を目指すなら浸透力の高い美白化粧品を選ぶようにしましょう。
