凹凸したシミが多い脂漏性角化症
シミにも色々な種類がありますが、凹凸がある場合は、脂漏性角化症と呼ばれる種類に分類されます。
脂漏性角化症は、出っ張りじみ、老人性疣贅、年寄りいぼなど、様々な名前で呼ばれています。
この名前からもわかる通り、年齢を重ねる事によって、出来やすくなるとされています。 一般的には40代以降に出来やすくなると言われていますが、20代前半でも出来る事はあります。
脂漏性角化症に分類されるシミは、黒や茶色に変色したものがほとんどです。 そして、変色した部分に凹凸が見られたり、ザラザラとしています。
しかし、全てに変色や凹凸が見られるというわけではありません。 中には、肌と同じ色のものもあれば、平らな状態のままのものもあるので、凹凸が見られないからといって脂漏性角化症ではないと決めつけない方が良いでしょう。
脂漏性角化症は、全身のどこにでも出来るシミです。 中でも、紫外線が良く当たる顔、特に頬骨やこめかみに多く出来るケースがほとんどです。 大きさは5mm程度のものから、数cmの大きさのものまで、色々あります。
しかも1度出来てしまうと、年齢を重ねる事に、どんどんと大きくなっていき、数も増えて行きます。 その為、できるだけ早い段階から治療に取り組むべきと言えるでしょう。 治療を行う場合、4種類の方法が挙げられます。
それは、レーザー療法、凍結療法、切除手術、電気外科的治療の4種類です。 大きさが数mm程度のものならば、電気外科的治療で簡単に治療が行えます。
しかし、数cmに達してしまった場合には、切除手術を行うしかありません。 このように、治療方法も早い段階から取り組んだ方が簡単かつ負担も軽くなるので、オススメです。
ただし、脂漏性角化症は良性の腫瘍に分類されます。 そこで、かゆみや痛みを伴わない場合には、特に治療する必要はないとも言われています。 その為、治療するかどうかは、医師と相談し、自分自身で決めるようにしましょう。
なお、治療をするほどの大きさではない、凹凸が見られないからと、油断してはいけません。 紫外線の刺激によって、シミが大きくなったり濃くなったりするというデータがあります。 その為、疑いがある場合には出来るだけ紫外線による刺激を受けないよう、注意して下さい。