ストレスが原因で出来るシミとは
シミには色々な原因がありますが、その1つとして挙げられるのがストレスです。
一見、この2つには密接な関係性がないように見えるのではないでしょうか。
しかし、実際はメラニン色素と密接な関係性がある為に、原因となる事がわかっています。
体はストレスを感じると、緊張状態となります。 緊張状態の体は、血液の流れが悪い状態になってしまいます。 血液の流れが悪いと、細胞の機能低下が起こり、体は細胞を活性化させようと動き始めます。 この動きこそが、アドレナリンの分泌です。
アドレナリンの分泌によって、血液の流れを改善しようとするのです。 しかし、アドレナリンの働きは一時的なものであり、長期的な働きは期待できません。 そこで、長期的な働きが期待できる男性ホルモンを、脳下垂体からの指示により分泌し始めます。
男性ホルモンは、ストレスが無くなり、緊張状態から体が解れるまで、分泌し続けられます。 男性ホルモンが分泌されると、皮脂が増える、体毛が濃くなる、ニキビが出来るといった事が起こる事が知られています。
しかし、男性ホルモンの影響はこれだけではありません。 脳下垂体が分泌の指示を出し続けると、脳下垂体の隣にある中葉が誤作動を起こしてしまうのです。 中葉が誤作動を起こすと、メラニン色素の生成といった指示を出してしまうのです。
つまり、男性ホルモンが分泌され続けると、メラニン色素も生成されてしまうという事です。 こうして過剰に生成されてしまったメラニン色素は、ターンオーバーで外へと排出する事もできません。 その為、表皮の奥に留まってしまい、これが原因となりシミが出来るのです。
こうした体の仕組みによって出来るシミを無くすには、できるだけストレスを溜め込まないようにするのが一番です。 早め早めの解消を心がけるようにするだけでなく、自分なりの解消法を見つけ出しておきましょう。 また、シミを気にし過ぎないようにする事も大切です。
あまりにも気にし過ぎると、それがストレスの原因になってしまいます。 そうなると、シミを増やしてしまうだけなので、あまり意識しないようにしましょう。 もし、どうしても気になるというのであれば、一度皮膚科を受診してみるのも良いかもしれません。