美白にこだわることによる危険性とは
美白にこだわりすぎて、必要以上に紫外線を避けていると健康に影響が出る危険性があります。
過剰に紫外線に反応して美白を維持するために、日光を浴びないような生活をしていると健康を損なう危険があるというのです。
日光を浴びることによって、体の中にはビタミンDが生成されます。 このビタミンDは、骨に関する健康を維持する栄養素です。 ビタミンDにはリン酸やカルシウム、血中濃度を正常に保ったり、骨粗しょう症などの骨の健康維持に役立ったりする働きがあります。
最近では、ビタミンDが不足してくると甲状腺やリウマチ、乳がん、インフルエンザなどの感染症のリスクが増加する危険が生じるということも分かってきました。
ビタミンDは、1日に平均2時間以上太陽に当たる生活をすると、体内に十分な量が生成されるのですが、大人になるとなかなか1日に2時間も屋外にいることはないでしょう。
外にいる時間があまりない上に、女性の場合は美白にこだわって紫外線をさけるために日焼け止めを塗ったり、長袖、日傘などで完全防備したりしているので、ますますビタミンDの生成を阻止してしまいます。
紫外線からビタミンDを摂取することが難しいのであれば、食事やサプリメントで取るしかありません。 ビタミンDはマグロやサケ、サンマ、イワシ、ヒラメ、シラスなどの魚類に多く含まれています。
キノコにもビタミンDが多く含まれていると言われていますが、キノコで摂取するとなると大量に食べる必要があるので、魚類で摂るようにするほうがいいでしょう。 サバやサンマの缶詰でもビタミンDを摂取することができるので、あまり自炊をしない人は缶詰を食べるといいでしょう。
ビタミンDを摂取するのにもっと手軽な方法は、サプリメントです。 本来、ビタミンなどの栄養素は規則正しい生活とバランスの取れた食生活で摂取するのが一番ですが、それが難しい場合にはサプリメントを使ってもいいでしょう。
ビタミンDのサプリメントは、さまざまな会社から発売されています。 サプリメントには1日に必要な摂取量が記載されているので、適量を摂取することができます。
最近は、あらゆる栄養素がサプリメントになっているので、食事以外の方法でさまざまな栄養を摂取することができるようになっていますが、サプリメントに依存しすぎると過剰に摂取する危険性があります。 ビタミンの過剰摂取は逆に病気の元になることもあるので、なるべく食事から摂取することをおすすめします。