くすみに効果のあるスキンケア
肌のくすみは、ある日突然出て来るものではなく、長い年月をかけて徐々に表れて来るものです。
そのため、自分でもあまり実感することはないのですが、写真を撮ったり、同じくらいの年齢の人と並んだりした時に、自分だけ老けた感じがしてはじめて、自分の肌がくすんでいると気づくことになります。
自分の肌がくすんでいるかどうかを判断するには、髪の毛の生え際を見るのが一番です。 生え際は頭の皮膚の色と肌の皮膚の色の境目が見えるので、どのくらいの色の違いがあるのかが分かります。 首と顔の色を比べるのもいいでしょう。
くすみの最大の原因は体の中の血液やリンパの流れが悪くなることです。 血行が悪くなる原因を取り除けば、顔色も良くなって来るでしょう。 血行が悪くなる原因もいろいろあります。 例えば、タバコを吸うと皮膚の表面の毛細血管の中にあるヘモグロビンが減少するため、肌の色が悪くなります。
体全体の血行不良は運動不足が原因なので、定期的に軽い運動をするようにするとかなり解消されます。 血行不良を促進する作用があるスキンケア用品もあるので、スキンケアで解消していくこともできます。
それらのスキンケア用品には、トウキエキス、オタネニンジンエキス、トコフェロール、イチョウエキス、グリシンなどの血行促進作用のある有効成分が配合されています。 血行不良以外にも、肌の汚れがくすみの原因になることもあります。
その場合には、角質層に皮脂やメイクの汚れが沈着しないように、肌質に合った洗顔料で正しい洗顔をすれば解消されます。 正しい洗顔というのは、洗浄力が強すぎない洗顔料を使って、たっぷりの泡で優しく顔を洗うことです。
肌の上に残った汚れは、時間が経つと酸化してしまってくすみやシワ、シミの原因になるので、抗酸化作用のあるスキンケア用品を使うといいでしょう。 抗酸化作用のある成分は、フラボノイド、ローズマリーエキス、キウイエキス、トコフェロールなどです。
血行促進と抗酸化作用のある化粧品に、保湿効果のある化粧品をプラスするとますます効果的です。 セリンやグルタミン酸、アラニン、グリシン、トレオニンなどのNMF（天然保湿因子）成分が配合されているスキンケア用品がおすすめです。
