ねぎは美白を目指す方におすすめの食材
ねぎは蕎麦の薬味や鍋等の料理に使われ、日本でもなじみ深い食材です。
同じ日本でも、ネギといって浮かべるものには結構違いがあるのをご存じですか？
東日本のネギは土をかぶせて日光に当てないようにして育てる根深ネギが一般的ですが、西日本は逆に日光によくあてて育てる葉ネギが主流です。
民間療法としてもネギはよく用いられています。 「風邪をひいたら焼いたねぎをまけ」という言葉もありますよね。 あれは迷信ではなく、実際に効果があると言われています。 ねぎには硫化アリルという成分が含まれています。
硫化アリルは辛味成分で、ネギのあの特有のニオイの元はこれが原因だと言われています。 硫化アリルは発汗作用があるので、汗をかいて熱をさげなければいけない風邪にぴったりなのです。
殺菌効果もあるので風邪菌も退治してくれますし、焼いたネギは硫化アリルが出やすいので効果もでやすいのです。 ネギの効能はそれだけではなく、実は美肌や美白にもとてもいいのです。 ネギにはβカロテン（ベータカロテン）やビタミンCが含まれています。
βカロテンは抗酸化作用のとても強い成分です。 このβカロテンに含まれている抗酸化作用は紫外線が照射されたときに発生するメラニンを抑えてくれるはたらきがあるので、美白に効果があります。
また、βカロテンは肌の乾燥を防ぐビタミンＡが不足した時にはその役目を担いますので、肌が綺麗になりますよ。 肌荒れやニキビ予防にも効果的です。 ビタミンＡが不足してしまうと、肌荒れやニキビ、シミやくすみが起こりやすくなるので、意識してとることをおすすめします。
ただ、どんな食品にも言えることですが、摂りすぎはよくありません。 ビタミンＡの場合、たくさん摂取すると胎児に影響があることがありますので、妊娠しているかたは特に注意してください。 ネギにはβカロテン以外に美白に有効なビタミンCも含まれています。
ビタミンCにもメラニンの生成するのにはチロシナーゼというものが必要なのですが、ビタミンCはこのチロシナーゼのはたらきを阻害し、メラニンの発生を抑えてくれるのです。 ネギはうどんや蕎麦などの麺類にもよく合いますし、鍋だと他の野菜などとも一緒にとることができるのでおすすめです。
