かさぶたが取れてシミが治っても気を付ける
シミの中にもかさぶたになってしまうシミがあります。
普通シミができるのは、紫外線を浴びてメラノサイトが反応し、メラニン色素がしてシミが発生する訳ですが、治療後にかさぶたになるシミは、肌深くのシミではなく、皮膚表面の表皮内にできる薄いシミの場合が多いです。
厳密に言うと、表皮内にできるシミは、そばかすである場合が多く、また老人性色素斑なのです。 レーザー治療をした後のシミのあった場所は、赤く炎症しますが、2、3日するとかさぶたになります。
その後数週間経つとかさぶたは、自然と剥がれ落ちますので、変に弄って取らないようにして下さい。 かさぶたができて、取れるまでの間は、患部だった部分が目立ちますので、絆創膏などでうまく隠す必要があるでしょう。
またかさぶたが取れた後も周りの肌色と違い、綺麗なピンク色をしている場合があります。 このピンク色が周りの肌の色と同じ色になるのには、数ヶ月掛かるので、ファンデーションや化粧下地でうまくやり過ごす必要があり、完全に治るまでが大変なのです。
シミ取りは、シミを取って終わりではありません。 このようにかさぶたが剥がれ落ちた後のケアも重要になってきて、紫外線対策をしっかり行ないUVケアを徹底しなければならないでしょう。
それに、治療後は遮光剤や軟膏や薬を処方してくれると思いますので、これも必ず使うようにして、数ヶ月は日焼け止めを塗って、紫外線から肌を守って下さい。
また治療後は、新しい肌がでてきたばかりなので、とても敏感で、今まで使っていた化粧品が一時的に合わなくなる可能性もありますが、だんだんと慣れてきますので心配しなくてもいいでしょう。
シミのレーザー治療で、かさぶたが取れ、新しい肌がでてきますが、レーザーの影響で、反応性の色素沈着が稀に起こる可能性があります。
この色素沈着は、自然と消えていきますが、中には1年も経たないと消えない者もあり、強い色が残っている場合は、塗り薬を処方してもらえるでしょう。
1回の治療だけでは、シミが治らず再度治療する必要がある場合も多く、かさぶたができてシミが治っても、完全に治っていない状態で、直射日光を浴びてしまうと、また色素沈着してしまいます。 シミは、例え治ったとしても気を付けてケアしないといけないのです。