隆起したシミができる脂漏性角化症
顔に隆起したシミができた場合は、脂漏性角化症の疑いがあるでしょう。
この隆起して色が黒っぽくなっているシミは、加齢によって起こる老人性イボでもあり、ウィルス性ではないので、そこは安心して貰えると思います。
脂漏性角化症の多くは、顔や胸、背中に発生するようで、わずかな隆起なものからドーム形になるものまであります。 治療方法は、レーザー治療や液体窒素を用いた凍結療法で簡単に治療できますが、その多くが良性腫瘍なので、治療するかどうかは本人の希望による所が大きいでしょう。
この隆起するシミは、老化現象で起こるものが大半なので、若い頃から紫外線対策や体を酸化させる活性酸素対策をしていれば、ある程度防げると思います。
脂漏性角化症の治療は簡単ですが、一旦シミができてしまうと、隆起している腫瘍部分にたくさんのメラニン色素が含まれていて、化粧品で隠すことはできても消すことはできないでしょう。 ですから、シミを気にならなくしようと思ったら手術して取り除くしかないのです。
老化や遺伝的な要因もあるようですが、紫外線によって隆起したシミができます。 脂漏性角化症のまたの名は、「老人性色素斑」と呼ばれ、若い人には関係ないと一見思いますが、油断していたら２０代の人でもこの隆起するシミは発生しますので、しっかりとした紫外線対策をしなければなりません。
このシミの特徴として、いきなり隆起したシミができる訳ではなくて、初めは薄いシミで普通にできるものと勘違いしてしまうかもしれません。
そこから、時間が経つとだんだん色が濃くなり、目立ってきて、平らなシミの患部部分の角質が厚くなってきて隆起するのです。
レーザー治療しか治せないと説明しましたが、トレチノイン・ハイドロキノン併用療法というものがありますが、治療してからこの薬を使用することで更に効果を発揮させるものになっています。
初めから薬だけで、治そうとしたら効果がでるまでかなり時間が掛かり、効果も良い結果がでるかわかりませんし、肌に悪い副作用がでるでしょう。
自力で治せないシミができてしまうと費用や時間も掛かってしまいますし、何より綺麗なままの肌でいたいですよね。 そのためには、やっぱり紫外線対策や食事を大事にしないといけないと思います。
