古典的な美白アイテム・うぐいすのフン
うぐいすのフンって知っていますか？
実は、名前の通りうぐいすのフンを乾燥させた美容アイテムなんです。
鳥のフンを顔に塗るなんて抵抗があると思う人もいるかもしれませんが、美白アイテムとしても人気がありますよ。
昔から使用されていた美容アイテム
うぐいすのフンは、元々江戸時代に着物の染み抜き剤として利用されていたものです。 昔の日本人女性も、うぐいすのフンを洗顔剤にして美白に励んでいたようです。なぜ美白にいいのかというと、うぐいすのフンにはたんぱく質や脂肪を分解する酵素が含まれているからです。 つまり、ピーリング剤としても使用できるので、余分な角質を除去してクスミを葉衣装してくれる効果があるのです。
酵素が多い理由は、うぐいすが毛虫などのたんぱく質を好んで食べるからです。 しかも消化器官が短いので、そのまま酵素と一緒に排出されてしまうのです。 そのフンに含まれている酵素が、美白に働きます。 主に、歌舞伎役者や芸者さん、上流階級の女性が利用していたのだそうです。 現在では、年齢を問わず愛用している人が多くいます。
うぐいすは保護鳥
現在の日本では、うぐいすを捕まえて飼うこともできません。 しかもワシントン条約により、海外のうぐいすも輸入できないのです。 ですから以前のように、原料のふんも取れなくなりました。 実は、現在流通されている粉は別の野鳥のフンを使用しているとのことです。 もちろん同じ作用のあるものですが、昔と全く同じものを使っているわけでは無いんですね。
使い方
1回あたり約1gを手に取り、愛用している洗顔料に混ぜて泡立てます。 その後、普通に洗顔をして、洗い流すだけでOKです。 そのまま石鹸素地に混ぜた製品もあるので、面倒なら石鹸タイプを利用するのも良いでしょう。注意しなくていけないのは、湿気です。 粉タイプなので、すぐに湿気を吸ってダメになってしまいます。 浴室などに置きっぱなしにせず、湿気がこもらない風通しの良い場所に保管するようにしましょう。
フンということで衛生面を心配する人もいますが、殺菌して乾燥しているので、問題ありません。 ただし、少々匂いがするので、アロマオイルを加えると気にならずに使えますよ。
