遺伝によってできるシミとは
遺伝によってできるシミがある事をご存知でしょうか?
代表的なのが、脂漏性角化症と呼ばれるものです。
顔や腕、胸、すねといった日焼けしやすい部分にできやすいと言われています。
脂漏性角化症は、老人性のものと言われていますが、30代から出てくる方も珍しくはありません。 また、脂漏性角化症の他にも日光角化症も、遺伝によってできるものと呼ばれています。
日光角化症も、脂漏性角化症同様に日焼けしやすい部分にできやすいと言われています。 ちなみに日光角化症は、悪化すると皮膚がんになる可能性があるので注意が必要です。
また、これら以外にもシミが出来やすい体質というものが遺伝する事があります。 これは、紫外線の影響を受けやすい体質とも言い換える事ができます。
もし、自分の母親や祖母に多くシミが見られる場合は、自分自身も出来やすい体質を受け継いでいる可能性が高いと考えた方が良いでしょう。
しかし、遺伝ならばどうしようもない、対策の施しようがないといって、諦めてしまってはいけません。 生活環境やスキンケアをきちんと行えば、例えどのような体質であろうとも、シミが出来にくい肌を作る事はできるのです。
例えば、紫外線をできるだけ浴びないようにするというのも効果的でしょう。 先に紹介した遺伝によって起こるシミも、紫外線を浴びないようにすれば予防する事ができます。 紫外線を浴び続けていると、メラニン色素を生成するメラノサイトのリズムが乱れ、活発化します。
メラノサイトが活発化すればするほど、紫外線の影響を受けやすい肌が出来上がってしまいます。 その為、日焼け止めクリームを塗る、帽子を被る、日傘をさすといった対策で、メラノサイトのリズムを崩さないように工夫してみて下さい。