皮膚科でのシミの治療は保険の適応対象か
最近では、皮膚科で気になるシミを取り除く女性が多いようです。
しかしそこで気になるのは、費用ではないでしょうか?
保険が適応されなければ、当然全額自費負担となるので、かなり高額になる可能性もあります。 実際のところ、シミを取り除くという行為は、保険が適応されるのでしょうか。
残念ながら、レーザー治療やフォトフェイシャル、フォトシルクプラスといった美容外科が実施しているような治療方法は、保険の適応対象ではありません。
また、例え皮膚科で行ったレーザー治療であろうとも、適応外となるのが一般的です。 その為、シミを取り除くという美容行為は、基本的に保険の適法外であると考えるべきでしょう。
しかし、全てが適応外になるというわけではありません。 例えば、シミと間違われやすいものとして太田母斑様色素沈着が挙げられます。 太田母斑様色素沈着は、皮膚の細胞の遺伝子異常によって起こるアザの一種です。
その為、皮膚科で病的な太田母斑様色素沈着であると診断を受けた場合、レーザー治療を受けたとしても、保険が適応される事となるのです。
そして、火傷跡がシミとなったものは、癌化する可能性があります。 癌化を防ぐ為に、外科的な治療が必要となった場合も、適応対象となります。 また、ビタミンなどの内服薬の処方に関しても、適応対象となります。
このように、適応外になるものとならないものがあり、その線引きを行うのが、美容行為であるかどうかです。 美容行為の場合は、基本的に自費負担となるので、高額な費用がかかるケースも珍しくはありません。
レーザー治療の場合、照射する回数によっても金額が異なりますが、薬代を含めておよそ1〜2万が相場と言われています。 気になるシミがあるという方は、まずはその状態を知る事から始めてみてはどうでしょうか?