盛り上がったシミを除去するには
最近｢何だか盛り上がったシミがあるなあ｣と感じている人も多いのではないでしょうか？
この盛り上がったシミのことを脂漏性角化症といい、またの名を老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)とも言いますが、皮膚の老化現象によって発症してしまう皮膚の疾患です。
症状としては顔や頭等にできやすく、いぼのようにざらついたものから、シミが少し盛り上がっているなと言う程度のものまであり、盛り上がりの程度は人によって違ってきます。
盛り上がったシミの色も茶色から黒っぽいもの、肌色に近いものなど色も様々です。 その中で、黒くて隆起していないものはシミと考えられています。
ただし、この盛り上がったシミは最初のうちは小さくてわかりづらいものですが、時間が経つにしたがって大きく広がっていく場合やかゆみを伴ってくる場合もあります。
小さいうちに除去していけば数も増えてきませんし、大きくなることもありませんので、早目に皮膚科などで相談して除去していく必要があります。
また、大小たくさんある場合は、大きいものから治療していくようにしましょう。 治療方法としては、盛り上がったシミに炭酸ガスレーザーを使用して少しずつ削っていきます。
この治療は、レーザーによってシミを削り取り、削り取られた擦り傷が自然に治る治癒力を利用して盛り上がったシミを薄くしていくといった方法です。
技術能力の優れている医師が担当した場合は、顔や出来ている箇所に傷が残ることはありませんが、そうでない場合傷が残ってしまう場合がありますので、技術力の優れた整形外科や皮膚科で治療を受けることが肝心です。
また、脂漏性角化症と日光角化症(皮膚がんの前がん状態)と区別しにくい場合は詳しく調べる必要が出てきますので、何となく異常を感じた場合はすぐに皮膚科などで受診するようにしましょう。
