シミができたら早めの対策と改善方法
シミができたら…それは一大事であるために、早めの対策が必要です。
まず大切なのは、そのシミがどのようなものかによっては、皮膚科などで診察を受けた方が良い場合があります。
例えば、痛みやかゆみを感じたり、急に大きくなったり、盛り上がってきたり…こういった場合は別の病気が潜んでいる可能性があります。
また、シミは通常、紫外線の影響を受けて現れるものですが、日頃から衣服で隠れている場合が多いような場所…例えばお腹まわりや背中などに現れた場合にも注意が必要です。
以上に挙げたような、医師に診てもらうべきシミ以外、つまり一般的に顔など、日頃から表に露出していて、紫外線の影響を受けやすい場合に出来てしまった場合は、早急に対処することが大切です。
もし、シミができたら、それを放置していると、さらに大きくなったり、色が濃くなったりして、より目立つようになります。
こうなると、根っこが深くなってしまうために、そう簡単には消すことが出来ません。 それゆえに、シミができたら早めに手を打たなければ、取り返しのつかない事態になりかねないのです。
まずは、シミができたら保湿を心がけるようにしましょう。 というのも肌が乾燥していると、バリアになってくれるものがないために、肌はもろに紫外線の餌食になってしまいます。
夏場、太陽に当たっていたときや冬場の乾燥しているとき、さらに入浴後などは肌が乾燥しやすいケースです。 こんなときにしっかりと保湿クリームを利用して保湿を心がけることで、皮膚自体に栄養が行き渡り、活性化するとともに、紫外線から肌を守ってくれることにつながります。
もし、シミができたら、隠すことを考えず、まずはしっかりと保湿を心がけること…これは重要なポイントです。
シミができた場合の改善方法
シミができてしまった場合の改善方法は、大きく分けると代謝美白、還元美白、メラニン生成抑制の3つがあります。 代謝美白は、皮膚のターンオーバーを高める改善方法です。シミは肌が乾燥し、バリア機能が落ちているために、肌のターンオーバーが鈍り、メラニン色素が肌にとどまっている状態なので、まず十分な水分を補給して、正しいスキンケアを行います。
良質なたんぱく質を食事で摂るようにし、睡眠不足にならない生活習慣も大切です。 正しいマッサージやパックのお手入れでメラニン色素の排泄を促進することも効果があります。
還元美白はメラニン色素を無色に戻す改善方法です。 活性酸素や紫外線によってメラニン色素が酸化して茶色くなったものがシミになりますので、元の無色の状態に戻すために、身体の外側と内側からビタミンCを補う方法が有効です。
スキンケアにビタミンC誘導体を配合した美白化粧品を使用すると、肌に浸透した後、肌の中の酵素の働きで、ビタミンCに変わり、メラニン色素を還元する働きをします。
ビタミンCの働きは他にもメラニンの合成を抑制し、活性酸素を除去し、毛穴の引き締めやコラーゲン合成促進の働きもあります。
また、野菜や果物、緑茶を1日3回の食事で積極的に摂るようにします。 ビタミンCは身体に貯蔵ができないので、食事の際にこまめに摂るようにし、サプリメントを利用しても良いです。
そして、メラニン生成抑制は紫外線を防ぐ改善方法です。 日焼け止めクリームを必ず塗るようにし、一日に何回も塗り直すように心がけます。
日差しが強いときは、日焼け止めクリームだけでなく、帽子や日傘、サングラスを着用するように習慣づけ、ビタミンCを日頃から摂取することもメラニン生成の抑制に効果があります。
美白化粧品はシミの予防には有効ですが、できてから時間が経ってしまったシミをスキンケアで消すことは難しいため、皮膚科で診察を受け、レーザー治療を受ける方法があります。
