シミができにくい人とできやすい人の違い
シミは誰にでも出来ますが、できにくい人も存在します。
では、できにくい人とできやすい人は、どのような点が異なるのでしょうか。
シミができにくい人は、SOD酵素と呼ばれる活性酵素の数値が高いと言われています。 SOD酵素は、体内に増殖しすぎた活性酵素を取り除くという働きを持っています。
紫外線を浴びると、SOD酵素の数値は上昇して行きます。 つまり、数値が高ければ高いほど、紫外線を取り除くパワーが強いと言えるでしょう。
しかし、SOD酵素の強さは遺伝子によって決まるものであり、生まれ持ったものと言えるでしょう。 例えば、両親のどちらかにシミが多い場合、その子供もできやすい傾向になるとされています。
その為、両親の肌の状態を見れば、自分自身がどちらの体質であるかも、大よそ把握できるでしょう。 また、自分自身で体質をチェックする際には、以下の項目もチェックしてみて下さい。
蚊に刺された時に、赤みが大きくなりやすく、赤みが黒ずみとして肌に残りやすいでしょうか。 かゆみがひどかったり、赤みがなかなか引かないという事は、ないでしょうか。
もし、これらの項目に該当するのであれば、シミができやすい人と言えるでしょう。 何故なら、外部からの刺激に弱く、皮膚の回復が遅い傾向にあるからです。
逆に、これらに一切該当しない場合は、できにくい人となります。 外部からの刺激にも強く、皮膚の回復も早いからです。
さらに、血液の流れの良し悪しも、影響を与えると言われています。 血液の流れが良ければ、肌のターンオーバーも正常に行われ、メラニン色素も体外へと排出されやすくなります。
しかし、血液の流れが悪ければ、肌のターンオーバーも乱れ、メラニン色素が体内に蓄積しがちです。 そうなると、当然前者の方がシミのできにくい人であるのは、当然と言えるでしょう。
ただ、生まれ持ったものであるSOD酵素とは異なり、血液の流れは改善する事が出来ます。 そこで、血液の流れを良くするような食品を、積極的に摂取するようにしましょう。
薬膳の世界では、美肌を作る食品は白い色をしていると言われています。 そこで、牛乳、豆腐、蓮根、白ゴマ、里芋、百合根といった白い食品を、摂取するようにしてみて下さい。