美白化粧品はノンパラベンが安心・安全？
美白化粧品を選ぶ際の条件として、ノンパラベンを挙げる方もいます。
しかし、そもそもパラベンとは何なのかわからないという方もいるのが、現状です。
そこでまずは、パラベンについて詳しく知る事から始めましょう。
パラベンは、パラオキシ安息香酸エステルの略称であり、防腐剤の一種です。 化粧品は一度開封すると、色々な雑菌が入り込んでしまいます。 こうした雑菌に対する抗菌効果を発揮する事から、使用されている事が多いのです。
また、パラベンは少量であっても長い期間安定した抗菌効果が期待できます。 化粧品の品質保証期間は、3年と法律で定められていますが、この期間安定して働く事ができるのは、パラベンのみです。
さらに、皮膚から吸収されにくく、口から大量摂取しない限り、ほぼ毒性がないのも特徴です。 特に皮膚から吸収されにくいという点が、化粧品で使用される事の多さを表しているでしょう。
これだけを見ると、パラベンが入っていても問題はないのでは？と思うはずです。 ただし、1,000人いるとおよそ3人がアレルギーを起こすというデータがあります。
実際に、化粧品ではパラベンは1％まで使用可能となっていますが、敏感な方は0.25％以上でも刺激を感じると言われているほどです。
そして、合成化学物質である事から、天然素材だけを使いたいという方にとっては、出来るだけ避けたい物質となっているのです。
こうしたデータにより、日本の化粧品メーカーの多くが、パラベンの使用を0.25％以下とするよう工夫を施しています。 その為、余程敏感な方でなければ、刺激を感じたり、アレルギーを起こすという心配はないでしょう。
ただ、時代の流れが天然素材に流れていっている事もあり、美白化粧品でもノンパラベンが人気を集め始めているのです。 しかし、ノンパラベンなら絶対に安心・安全とも言い切れません。
何故なら、ノンパラベンという事は、パラベン以外の防腐剤を使用しているからです。 ノンパラベンにこだわるあまり、他の防腐剤で刺激を感じたり、アレルギーを起こしては本末転倒です。
そこで気になる方は、防腐剤フリーや防腐剤無添加と表記されている美白化粧品を選んだ方が、安心・安全に使えるのではないでしょうか。
