味噌に含まれる遊離リノール酸の美白効果
味噌の中には、遊離リノール酸と呼ばれる成分が含まれています。
この遊離リノール酸は、メラニン色素の合成を抑える働きを持っている事から、美白に効果的として注目を集めています。
リノール酸は、必須脂肪酸の一種であり、多くの方が知っているのではないでしょうか。 実際にリノール酸は、味噌の原材料である大豆にも豊富に含まれている成分です。
しかし、味噌の場合は発酵過程でリノール酸が分解されています。 それにより、遊離リノール酸となっているのです。 遊離リノール酸は、分解される事で、本来のリノール酸よりもすぐに動きやすくなっています。
これこそが、メラニン色素の合成を抑える上で、美白効果をもたらすと言えるでしょう。 遊離リノール酸は、メラニン色素の合成に必要な酵素である、チロシナーゼが生成されないように動きます。
つまり、チロシナーゼ以外のメラニン色素に必要な成分があったとしても、メラニン色素が合成される事はないという事です。 しかし、強い美白成分という事は、強い副作用を持つのでは？と不安に感じる方もいるでしょう。
遊離リノール酸はあくまで味噌に含まれる成分であり、食べても身体に害はない事は、古くから実証済みです。 その為、強い美白成分であっても、安心・安全と呼ぶ事が出来るでしょう。
また、味噌の嬉しい効果は、美白だけではありません。 特有の茶色を表現しているメラノイジンと呼ばれる色素成分は、強い抗酸化作用を持っています。 その為、免疫力の低下や老化を招く、活性酵素の働きを抑制してくれます。
こうしたメラノイジンは、発酵過程が進む事にその数を増やして行く事がわかっています。 つまりメラノイジンは、発酵が進んだものほど豊富に含まれていると言えるでしょう。
メラノイジンの働きは、免疫力の向上及びアンチエイジング効果が期待できるものです。 その為、アンチエイジングにも効果が期待できる食品と言えるでしょう。 さらに、大豆が原材料である事から、イソフラボンも摂取する事が出来ます。
イソフラボンは、腸内環境の正常化、便秘の解消、デトックスといった働きを持つ成分です。 しかも、乳がんの予防効果も実証済みとあって、女性にとって嬉しい食品である事は間違いありません。
