ロングセラー美白化粧品の共通点は?
日本には、数多くのロングセラー美白化粧品があります。
これは、日本の女性が白い肌を美しいと考えている、大きな証拠です。
では一体、どのような美白化粧品がロングセラーとなっているのでしょうか。
まず挙げられるのが、コーセーの化粧水である、薬用雪肌精です。 1985年に発売され、今では世界中の女性に愛されるようになった美白化粧品です。
その特徴は、何と言っても和漢植物エキスを配合しているという点でしょう。 配合されている和漢植物エキスは、トウキ、メロスリア、ハトムギの3種類です。
トウキは、保湿効果が期待でき、せり科の植物の根から抽出されるエキスです。 メロスリアは、白れんから抽出されるエキスで、中国では古くから美肌効果が期待できると言われていました。
トウキと同様に、保湿効果の高い成分や糖類を豊富に含んでいます。 ハトムギは、ハトムギ茶でもすっかりお馴染みの成分です。 保湿効果に加えて、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
これらを配合した薬用雪肌精は、さっぱりとした使用感に仕上がっています。 その為、たっぷりと肌に使いやすくなっており、長く愛され続ける理由と言えるでしょう。 また、弱酸性ベースの化粧水なので、肌が弱い方でも安心して使う事が出来ます。
続いて、カネボウ化粧品のブランシール、ホワイトニングクリアコンディショナーです。 これは、赤い美白というインパクトによって一気に火がつき、その後も高い人気を誇る化粧水です。 赤い実を持つ和漢植物である火棘を配合しているのが、大きな特徴と言えるでしょう。
また、ホワイトニングクリアローションは、美白と同時にスキンケアも行えるという点も、長く愛される理由に繋がっているでしょう。 ニキビ、肌荒れ、乾燥などのケアも行えるので、まさに1本2役以上と言えます。
さらに、よりしっとりとした使用感のモイスチャータイプもあります。 こうした2種類の使用感から、好みで選べるというのも、長く愛される理由の1つかもしれません。
こうしてロングセラー化粧品を見てみると、共通点として和漢植物を配合している点が挙げられます。 化学成分よりも、植物成分のような天然成分を使用する事で、女性に安心感を与えるというのも、ロングセラーの秘訣ではないでしょうか。