カネボウの美白化粧品の被害の原因は?|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

カネボウの美白化粧品の被害の原因は?

カネボウ化粧品の美白化粧品によって起こった問題を、覚えている方は多いでしょう。 これにより、白斑被害にあった方は2015年2月現在で、全国でおよそ19,000人以上となっています。

 

全国で多くの方が被害にあった、白斑とは一体どのような症状なのでしょうか。 白斑は、肌の一部の色が白く抜ける症状です。 皮膚病の一種であり、メラニン色素を作る能力が低下する事で起こります。

 

発症は突然であり、これといった前兆はありません。 肌の色が白く抜け落ちた部分は徐々に範囲を広げていき、いずれは融合してより範囲を広げます。

 

こうした被害の主たる原因と言われているのが、ロドデノールと呼ばれる美白成分です。 ロドデノールは、2008年に厚生労働省から認められた医薬部外品の美白成分です。 厚生労働省が認めているのに、どうしてこれほどの被害が広がってしまったのでしょうか。

 

厚生労働省はロドデノールの承認にあたって、製造販売後も2年間は調査を続けるようカネボウ化粧品に求めています。 そしてカネボウ化粧品も、2年間は調査を続けており、これといった問題は報告されませんでした。

 

しかし、調査が行われた時期にはロドデノールを配合した化粧品は、美容液1種類だけでした。 つまり、被害が広がったのは調査を終えた後、43種類もの化粧品に配合されるようになってからなのです。

 

実際に、化粧水、乳液、クリームといったように、ロドデノールが配合された化粧品を多く使う方に、白斑は多く見られたというデータがあります。

 

しかし化粧品では、同じ成分を含むアイテムを複数使う事は、決して珍しい事ではありません。 その為、厚生労働省の承認に関しても、問題があったと考えられるでしょう。

 

現在、カネボウ化粧品では被害に繋がった化粧品は全て自主回収を行っています。 しかし、この問題によって美白化粧品の使用に不安を抱いた方もいる事でしょう。 そんな方には、長きに亘り使用されている実績のある成分を配合した美白化粧品をオススメします。

 

実績のある成分というと、アルブチンやビタミンC誘導体が挙げられます。 これらは白斑のような副作用が起こるという事はなく、長く使用されている成分ですので、安心して使えるでしょう。