ヨーロッパは美白に対する意識が低い？
日本を含むアジア各国では、美白に対する意識が高いと言われています。
では、日本を含むアジア各国以外の意識は、どのようになっているのでしょうか。
ヨーロッパ諸国では、ほとんどの女性が美白を意識していません。 その為、ヨーロッパ諸国発祥のコスメブランドでは、美白に関するアイテムをほとんど販売していません。
しかし近年では日本を含むアジア各国向けとして、美白アイテムを取扱うようになったコスメブランドもあるそうです。 こうした扱いから見ても、白い肌ほど美しいという感覚はないと言えるでしょう。
むしろ白い肌よりも、日焼けした褐色肌の方が美しいと考えられているようです。 その為、ヨーロッパの人々は、バカンスで温暖な気候の土地に向かい、肌を焼いています。
これにより、白い肌の人はバカンスに行く事が出来ないというマイナスイメージを持たれてしまうのです。 つまり、バカンスに行く事が出来ないほど、お金がない貧乏な人と思われてしまうのです。
また、褐色肌への憧れは、オープンテラスのカフェからも受け取る事が出来ます。 実際にヨーロッパでは、日光が良く当たるオープンテラスの席が、人気を集めているそうです。
日本でも、オープンテラスのカフェが増えてきましたが、日光が良く当たる席に座る方は少ないでしょう。 例えオープンテラスの席があっても、室内の席を選ぶという方が、圧倒的ではないでしょうか。
このように、ヨーロッパでは褐色肌である事が、セレブであるシンボルとも言えます。 その為、コスメブランドでも美白アイテムを取扱う事はないと言う訳です。 逆に、褐色肌に見せるファンデーションやスプレーといったアイテムが、取り扱われているほどです。
しかし、肌を無理に焼く事は、健康には決して良い事ではありません。 実際に、がんのような皮膚病が問題になっているほどです。 それでも、貧乏な人と思われるぐらいならば、不健康であったとしても、褐色肌になりたいという意識が強いのです。
ただ、憧れる肌の色は違えど、女性の美意識が高いという点は、世界共通と言えるでしょう。 そこで肌の色にこだわるのではなく、透明感やツヤ、ハリのある、総合的な美肌を目指すべきではないでしょうか。
