顔のシミを消す漂白効果を持つ軟膏とは
顔のシミを消したいという女性にオススメしたいのが、トレチノインとハイドロキノンと呼ばれる2種類の軟膏です。
トレチノインは、肌のターンオーバーを向上させる効果が期待できる軟膏です。
また、角質を剥がす効果もあるので、ピーリング効果が期待できます。 一方のハイドロキノンは、メラニンの生成を妨げる効果が期待でき、肌の漂白剤といった別名を持つほどです。
使い方としてはまず、取り除きたい顔のシミにトレチノインを塗ります。 この時に綿棒を使う事、そしてあまりたっぷりと塗りすぎないのがポイントです。
トレチノインが乾燥したら、今度は指でハイドロキノンを顔全体に塗っていきましょう。 白いクリームなので、白さが残らないようしっかりと肌に馴染ませるのがポイントです。
しかし、これらの2種類の軟膏は、全ての顔のシミを消す効果があるものではありません。 効果が期待できるのは、表皮に出来たもののみと言われています。 該当するのは、炎症、虫刺され、ニキビ跡による色素沈着や日焼けによって出来たものだけです。
これらは、肌のターンオーバーの異常によって、肌に色素が残ってしまう事で出来ると言われています。 その為、表皮に出来たシミを消したいという時に、この2種類の軟膏を使うようにすべきでしょう。
また、トレチノインは効果が強い軟膏であり、この成分を配合したクリームは、日本では市販されていません。 そこで、手に入れるには、整形外科や美容皮膚科、美容外科を受診する必要があります。
一方のハイドロキノンも、元々は日本では市販のクリームに配合は行われていませんでした。 しかし、2001年から使用できるようになった事で、現在では市販のクリームに配合されています。
市販のクリームの場合、配合されている濃度は低いので、副作用を心配する必要はありません。 ただ、整形外科や美容皮膚科、美容外科で処方されたものは、副作用に気をつけなければいけません。
何故なら、肌の漂白剤と呼ばれているだけあって、肌の色まで白く抜けてしまう可能性があります。 そこで、長期間高い濃度のものを肌に塗る事は、控えましょう。
なお、漂白効果を持つハイドロキノンだけでも、シミを薄くする効果が期待できると言われています。 これだけなら、市販のクリームを使って簡単に取り組む事ができるでしょう。
