色白だと余計シミが目立ってしまう
女性の敵・シミ。近頃は美白ブームのため、色白な方だと余計シミが目立ってしまって悩みのタネになるということも多いようです。単純な話、シミはメラニン色素で黒っぽく見えますから、まわりの白い部分とのコントラストがより際立って見えてしまうのでしょうね。
白人の方だとそばかすやほくろが目立ちやすいのも、もともと色白だからという面が大きいでしょう。 これには肌を守るメラニンの働きが大きいかどうかも関わってきます。
白人は緯度の高い地域＝紫外線が少ない地域に多いため、メラニンを作らなくても良い環境だったのですから仕方ありません。 黒人の場合はその間逆、日本人を始めとした黄色人種はちょうど中間あたりでしょうか。
色白であるかどうかに関わらず、シミへの対策は主に二つです。 そもそも紫外線に当たらないか、できそうになってもすぐにメラニンを代謝させて肌の上から消してしまうかです。 加齢や肌の状態によって代謝させるのは難しくなっていきますので、紫外線を防ぐほうが簡単ですね。
注意したいのは、やはり夏場の海水浴やプール。 「私は日焼けしてもちょっと赤くなるだけで、すぐ戻るから日焼け止めはいらないわ」なんて人はいませんか？ 実はこの状態が一番危険なのです。
赤くなるのは紫外線が真皮まで到達してしまっている状態で、医学的には日光皮膚炎といい、立派な（？）炎症なのです。 サンバーンともいいます。 浴びた紫外線の量がメラニンでカバーできる範囲を超えてしまうと、このサンバーン状態になります。
防御できていないのですから、肌へのダメージは深刻。 ひどい人だと水ぶくれになることもあります。 色黒・黒くなるタイプの人も、紫外線が真皮まで届いてしまうと、シワやたるみの原因になってしまいますので、肌の色みに関わらず紫外線対策は重要です。
日焼け止めを塗るのはもちろんですが、紫外線対策には物理的な防御が一番。 春から夏にかけての紫外線が強い時期は、日傘や帽子・手袋でがっちりガードしましょう。
目が紫外線を感知するとメラニンが作られやすくなりますので、サングラスも重要です。 日傘を使う場合は、周りの人に当たらないよう注意しましょうね。 いくら肌が美しくても、行いが美しくないとやっかみを買うだけですから。
