くすみって何か答えられますか?
よく聞かれる単語ですが、改めて「くすみって何?」と効かれたら、きちんと説明できる人はあまりいないのではないでしょうか。
辞書を引くと、「黒ずんだ色になる」「すすけたような」という意味が出てきます。 これが肌の上で起こると、透明感のない肌・薄汚れたような肌に見えてしまいそうですよね。
実は「くすみ」とは、化粧品会社が作った言葉なのです。 これだけだと「何それ!?」とお怒りになってしまうかもしれませんが、これは法律上仕方がないことなのです。
化粧品に関する表記は薬事法という法律で定められています。 詳しくは割愛しますが、その中に「くすみ」という単語はでてこないのです。
しかし、くすみ=肌の汚れと定義してしまえば、薬事法としてはOK。 なぜなら、「肌の汚れを落とすもの」は化粧品として認められるからです。
ちょっとややこしいですが、タネを明かすとそれだけの話なんですね。 実際に肌が汚れていると、くすんでみえるのですから虚偽ではありません。
また、化粧品は「万人に必ず効果がある」というようなことを明記してはいけないことになっています。 これは人それぞれ肌の質も年齢も、生活環境も違うからです。
それだけ条件が変わってしまったら、どんなに実験をしても意味がありません。 確実に保障することができないので、「絶対」「必ず」という言葉は使ってはいけないことになっています。
よーく見ると、化粧品売り場でこれらの言葉は見かけません。 近いような表現をしていても、隅のほうに小さく「※使用感には個人差があります」と書いてあることが多いですね。 あれは自信がないわけではなくて、法律上仕方がないことなのです。
くすみの種類は実に多種多様です。 紫外線のせいで軽い日焼けのような状態になっていることもあれば、毛穴が汚れているために色がくすんで見えていることもありますね。
血行不良が原因の場合は、軽い運動をする習慣をつける・お風呂に欠かさず浸かるなど簡単なことで解決する場合も。 どのタイプのくすみにどんな対策が有効なのか、色々調べてみてくださいね。
これでだいたいくすみって何かがわかりましたね。 もし今度誰かに「よく聞くけど、くすみって何なの?」と聞かれたら、こんなことを教えてあげてください。