ルイボスティーはシミに効いてくれるのか
今、ルイボスティーがシミを始めとした美容対策に注目されています。
既に試したことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
そもそもルイボスティーとは何なのでしょうか。
まずはそこからお話しましょう。
ルイボスはアフリカの特定地域にしか生えていない植物です。 セダルバーグ山脈というところなのですが、ここの環境でないとうまく育たないため、他の場所では栽培されていません。 こう書くと貴重なもののように思えますが、農園が広いので需要を賄えているのでしょう。
ルイボスティーはこのルイボスの葉を乾燥させたお茶のことです。 カフェインレスでタンニンも少ないため、渋みや苦味が少なく、誰でも飲みやすいのが特徴。
妊娠中・授乳中でも飲めるので、幅広い年代の方に愛飲されています。 最近はペットボトルのお茶コーナーにもありますし、茶葉を買う前に飲んでみてはいかがでしょうか。
肝心のお味はほのかな甘みがあり、そのまま飲むこともできます。 現地の南アフリカでは、ミルクと砂糖を入れて飲むそうです。 フレーバーのついたタイプもあるので、ストレートが飲みづらかった方はそちらを試してみるのもいいかもしれません。
さて、ルイボスティーはシミに効いてくれるのでしょうか。 答えは「予防になる」というのが今のところ正解のようです。 ルイボスティーには活性酸素を分解する抗酸化物質がたくさん含まれていると言われていて、これがシミの予防になるのだそうです。
フルーツ酸ともいわれるAHAも多く含まれています。 そのうち臨床実験がされるかもしれませんし、続報が待たれるところです。 その他にもカルシウムや鉄などのミネラル、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)と呼ばれるアレルギー性疾患に効く物質も豊富です。
このため、アトピー性皮膚炎や花粉症などを抑制するのではないかといわれています。 元々薬ではなくお茶ですから、シミができてしまってから慌てて飲むよりも、発症する前に予防として飲んだほうが良さそうですね。
こんなに頼もしいお茶ですが、地球温暖化や需要の拡大により、供給が追いつかなくなる兆しもあるとかないとか。 粗悪品が出回る前に、今のうちに飲み始めておいたほうがいいかもしれませんね。